『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS そんなことが知りたいんじゃない

<<   作成日時 : 2007/08/10 21:22   >>

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ある講演終了後の参加者との雑談の中での言葉です。

「(親族に認知症をもつ方がいて)
どう接したらよいかわからない。
不用意な言葉で傷つけたくないし
あちこち本を探してみたけれど
学術的なことはいっぱい書いてあるけれど
そんなことが知りたいんじゃない。」

そうおっしゃっていました。

市販されている本は
専門家の目から見た認知症という知識の本か
あるいはマニュアル系の本か
に大別されると思います。

「周辺症状(問題行動と誤解されがちですが)をどう押さえるか
というマニュアルじゃなくて
どんなふうにコミュニケーションをとっていったらいいんだろう?
そういうことが書いてある本ってないんです。」

ほんとにそのとおり。
そして、そういうところで悩む方って少ないように感じています。
認知症をもつ方に仕事として接する職員でも少ないです。

「認知症をもつ方の不安な気持ちをどうくみとっていったらいいのでしょう?」

私はさっそくバリデーションの一端を紹介し
「痴呆の人の思い、家族の思い」という本を紹介しました。

少しずつでもいい。
こうやってバトンをうけとめてくれる人がいて
きっとそのバトンを次の誰かに渡してくれるだろうことを願って…
少しずつでも
このリレーがとぎれずに確かにつながっていくことを願っています。












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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
解ります。私も老人ホームで認知症の方と毎日付き合っていて、毎日試行錯誤の連続です。それに気付けたのはとてもすごい事だと思います。参考になれば幸いですが、もしご家族で本人の元気だった頃が解っているなら、その頃と同じ振る舞いをこちらがしてみるのはどうでしょうか?出来ていないところは、さり気なくカバーする。私のイメージですが、ロボットを操縦している人をイメージしてください。年をとるごとに、ロボットは老朽化していき、認知症という故障のため、操縦しているあなたの所まで、正確な情報がいきません。不確かな情報の中、それでもあなたは必死で操縦します。認知症の方の状態は、このロボットを操縦している人の状態だと思います。はっきり言って、特別な技術よりも、どれだけ今までと変わらず自分の居場所があれば、私はそれが一番の対応だと思います。
天然キャラ
2008/08/30 22:29
私が出会ったこの「普通の方」は、「認知症をもつ方は何か言いたい、伝えたいことがあるにちがいない。でもどうしたらそれをこちらがわかるのか、それがわからないんです。」と切実におっしゃっていられました。
こんなふうに「自分にとっての落としどころ」を見つけるんではなくて、「今、目の前にいる、お年寄りの心の言葉」に向き合おうと見つめ続ける…「普通の方」でさえそうしているのに、なぜ専門家と呼ばれている人たちにそうしている人が少ないのだろう?…と感じました。

天然キャラさん、バリデーションをご存知ですか?
バリデーションで全てを解決できるわけではありませんが、バリデーションの方法論とその根底を流れる思想に私はたくさんのことを学びました。
認知症をもつ方に接する人たちに、もっともっと知っていただきたいと願っています。
speranza
2008/08/31 10:00

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