『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 認知症予防と心身の発達と介護予防

<<   作成日時 : 2007/09/17 20:41   >>

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金子満雄先生の本や論文に書かれていたことです。

小学1年生くらいの能力が維持できれば最低限の社会性が保たれる
…だったと記憶しています。

認知症予防や運動器の機能向上サービスにとりくんでいると
小学1年生くらい…というところがすごく納得できるのです。
たとえば
小学1年生といえば、多少の同時並行課題ができます。
ルールのあるあそび、つまりゲームを楽しむことができます。
そして
身体の発達的にもボールつきがクリアできている年齢です。
ボールつき…つまり協調性と操作性が身についている。

私は知らなかったのですが
ボールつきというのは私立小学校のお受験の課題になっているところが多いらしいです。
つまり、ボールつきという課題がそれだけ発達の1つの指標となっているということなんだと思うのです。

もうひとつ
大脳新皮質の特性として
パターンで記憶を貯蔵する。
異なる感覚入力もパターンで貯蔵される…らしい。
(だから異なる感覚での代償が可能となるわけで)

となると
運動発達としての同時期の課題も
実は大きな意味をもつかもしれない

そうやって見回してみると
中枢性の障がいがなければ
たとえなんとか歩けていたとしても
ボールつきのできないお年寄りは
一人暮らしできていたとしても
状態像としては認知症自立度U以上に該当する方ばかりだったんです。
(以前の記事にも書きましたが、要支援認定を受けた方のなかに状態像が認知症自立度U以上に該当する方はとても多いのです)
スムーズに歩けないお年寄りはボールつきもまた困難な方ばかりだったんです。

BGMや他の人と一緒ではなくて
 自分ひとりでテンポよくリズミカルに歌える…ということも
ゲームができる…ということも
ボールつきができる…ということも
同一の要素がふくまれています。

自分自身の心身を対象に合わせてコントロールすることができるという能力。

こどもの発達や教育の分野では
運動とその意味する発達的裏付けについて
さまざまなとりくみが提案され膨大な蓄積が為されているように思います。

リハ職として
その場での横断的な評価だけではなくて
こどもの発達とは逆方向ではありますが
(そしておそらくもっと個人差が大きいのだと思いますが)
縦断的な評価、心身ともに全体的な見方…という視点が
介護予防にはもっと必要なのではないかと痛切に感じるのです。












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