『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 脳卒中による片麻痺をもつ方のROM訓練から考える その2

<<   作成日時 : 2007/10/26 22:19   >>

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ちからわざのROMがなぜなくならないのか?

それは誤解による思い込み…という可能性があると考えています。
リハビリは苦しいもの、辛いものだという誤解…。
リハビリは「先生の指示に黙ってしたがう」「やってもらうもの」という誤解…。
その誤解を植え付けたのは誰か…という問題。

辛くても痛くても我慢しなければいけない。
…とんでもありません。
リハビリは共同作業です。
脳の回路を新しく作るんだからその人自身の意思と注意喚起がなければ作用しません。

以前にこんなことがありました。
ROM訓練をやろうとしたら
利用者さんが力をいれるんです。
力を抜いてくださいね
といっても、今までそんなやり方を受けてこなかったから
力の抜き方がわからないんです。
もちろん、認知症のない方です。

ものすごく悲しくなりました。

力をいれさせたままROMやったって何の効果もないのに
むしろ、逆効果なのに
その方はこう言われたんです。
「こんなにラクでいいんですか?」

力を入れてしまう…つまり痛かったのに無理矢理動かされていたんだろうな
それを我慢するのが当たり前だと思わされていたんだろうな
そう思ったら、たまらなくなりました。

「仕事は大変だからどうしたらラクにできるか考える」
「今のスポーツのトレーニング方法は
わざわざ大変なことをやって身体を壊している」
古武術の甲野先生がおっしゃった言葉ですが
私も違う意味ですが、そう感じています。

仕事は大変だからどうしたらラクにできるか考える
身体の使い方もそう
仕事のシステムでもそう

でもそんなふうに考える人って案外少ないものです。
わざわざ非効率な方法でしている人って案外多いんです。
私からしたら不思議でしょうがないのですが(苦笑)

表面的に辛いことをやってる、非効率で忙しくしてると
なにかしている気持ちになるんでしょうか?
…語弊があるかもしれませんが
そんなふうに感じてしまいました。
職員がそんなふうにするのはその人の勝手だけど
それを利用者さんに押しつけるのはオカドチガイというもの。やめて欲しい。です。

リハビリをやったあとに、身体と心にどんなものが残るのか。
ネガティブなものしか残らなかったとしたら…
とても、悲しい。

リハビリに限らず、努力する…ということは大変な困難を伴うことでもあるけれど
それは決して「辛いことを我慢する」という意味ではないです。
それじゃあ、単なる抑圧になってしまう…。

なにかしら、得るものがある
努力した結果が願ったとおりになるとは限らないけれど
無駄なことなんて、なにひとつない。












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