『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

アクセスカウンタ

zoom RSS 実習指導

<<   作成日時 : 2007/10/04 21:21   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 3

OTの実習と介護の実習と看護の実習…当施設にはよく学生がきます。

OTは私と学生のマンツーマン
介護は日替わりで先輩に教わる
看護は数名の学生と教員と1人の指導者
ちょうどOTと介護の実習体制の中間が看護の実習体制になってる感じです。

学生はだいたいが自分が本当に質問したいことを言語化できないので
介護や看護の学生に質問されたときにも
学生の言葉を鵜呑みにせずに
本当は何を知りたいのか、何がわからなくて困っているのか
まずきっちりと確認するようにしています。
それから質問に答えることにしています。

OTの学生には、自分でスケジュールを立てその都度修正しながら実習を進めていかれるように、学生自身がPLAN−DO−SEEを実践していけるようになるためにどこが一番困難なのか、できるようになるための方法論を考えて指導します。

たとえば、
「利用者の状態像から能力と障がいや機能を推測しながら観察することが大切だよ」…と指導者が言っても
学生に解剖学や運動学の知識の定着がなかったり
観察力そのものが弱かったりすると
そのような指導では単に学生を追いつめるだけになってしまい
学生を焦らせ、悪循環に陥らせてしまうことになってしまいます。

大切なことを言うだけではなくて
大切なことを学生が実践できるようになるために
学生のポイントを指導者が把握し、実践の援助をしていくことが必要だと思うのですが
そうやって考えると
介護の学生を指導するのって大変そうだなぁ…と。
だって、介護職員自体が変則交代勤務だから
学生は同一の職員に教わるのではなくていろいろな職員に教わることになるから
学生のポイントの把握とかその伝達とか
どうしてるんだろう?って疑問に思います。

愛さんのおっしゃった「感性の指導」という問題も
介護職の養成過程では表面的な介助の仕方の教育はあっても
根本的な指導…将来、自分で考えてする介助ができるようになるための指導…がしにくい体制にも遠因があるのではないか…と考えたりします。

私たちの本来的な仕事は、対象者の方へのリハの提供だけど
いやおうもなく包含されているのが
対象者の方へ、ご家族へ、他職種へ、そして学生にも
「教える」ということ。
私たちは教育学を全く学んでいないのに、
仕事上避けて通れないのだという現実をちゃんとふまえたうえで
対応の努力を重ねるしかないと思います。

私がリハ職として無責任!と感じることは
利用者の方に「転ばないように気をつけてください」と言うこと。
あるいはリハ実施計画書の本人におこなってもらうことの欄に「転倒に気をつけてください」と書き込んだりすること。

そんなの、リハ職に言われなくたって重々わかっていること。
誰だって転びたくって転ぶ人はいません。
でもどうしたら転ばずにすむのかわかっている人は少ないのです。
「転ばないように気をつけてください」などと言って利用者を萎縮させるようなことを言うよりは、どうしたら転びにくくなるか、その人の行動特性にそって「こうすれば転びにくくなりますから意識してください」のほうがずっと現実的で効果的だと思います。

実習指導でも「がんばって」と言うだけではなくて
学生自身がどうしたらがんばれるようになるのか
そこを見てとって伝えるのが指導者の役割じゃないかと思うのですが。










テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんわ
ボールつきその1〜3までプリントさせていただきました。
身近に暮らしている。認知症を持った方々と共に考え、検証しつつ実践してみたいと思います。

何か発見がありましたらお知らせさせて下さい。無断借用の件はご容赦ください。

>介護職員自体が変則交代勤務だから
学生は同一の職員に教わるのではなくていろいろな職員に教わることになるから

この件は、確かにそうなりがちですが、始めの3か月はほぼ私はつききりになろうとはしています。
職員のまちまちの教え方で教えられるのは混乱を招くからです。それは、介護技術のように見えやすいもの(例えば、浴室のシャワーヘッドの持ち方などまでを含めても)混乱を招きやすいと思います。
意味の説明が違っていたり、着眼点が違っていたり・・・・

でも、もっと難しいのが対象者の視点で見て、気づく事。。

レストランでも家庭でも、よく気が付き、さりげないサポートや相手が必要としている気遣いが出来る人と難しい人っていますでしょう。

これを指導することがどこまでできるか?といのがもっかの課題です。

2007/10/05 20:29
へんな日本語が数か所ありましたね。ご容赦!!
 よっしーさんのおっしゃる「がんばり方を教える」のは指導者の役目と同じように考えます。

ですから、視点の持ち方や意味を教える事を特に丁寧に指導しているつもりですが、実に時間がかかります。そして、う〜〜んと唸ながら、首が傾く日も多々あります。。

でも、まぁ 昨日より一つでもよくなればいいかな と 考えるようにしています。
自己防衛かな??爆笑!!

2007/10/05 20:55
愛さん、コメントありがとうございます。
>対象者の視点で見て、気づく事。
>さりげないサポートや相手が必要としている気遣いが出来る人
これが出来る人って
相手を理解していて、その場の状況もよくわかっていて、今後のことも予測できるからこそ、適切なサポートをさりげなくできるんでしょうね…。
>昨日より一つでもよくなればいいかな
そう思います。
わかったからといって、すぐに行動を修正できるかというとそれはまた別ですよね。
そして、この時期こそ、当の学生(新規採用者)にとって、とても辛い時期でもあると思います。
spersnza
2007/10/05 22:09

コメントする help

ニックネーム
本 文
実習指導 『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる