『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 現実におきていることは、真実を伝えている

<<   作成日時 : 2007/11/04 00:32   >>

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表面的に眼に見えることは、そのままではないけれど、おこっている真実を伝えている

前の記事で書いたことはそういうことでもあります。

リハビリをしないから
麻痺側の手が硬くなっている
…表面的にはそうみえるけれど
実際は、そういうリハビリをしているということが再現されている。

他にも似たようなことはたくさんあるように感じています。

病院に入院すると認知症がすすんでしまう
…ということもよく聞く言葉です。
家にいるときはなんにも変なことを言ったりしたりしなかった
病院に入ったら急に変わった。

私は違う見方をしています。
入院したから認知症がすすんだのではなくて
入院という新規事象に対応できないくらい認知症がすでに悪化していたが
本人も周囲もそのことに気がつけなかった…そう考えています。

長年住み慣れた家にいて
たいていの人は生活習慣というものがあります。
長い生活のなかでつくりあげてきた自分のペースで生活できます。
決まった時間に決まったことをする
それでも生活は流れていきます。
でも入院ではそうはいきません。
自分のペースではなくて
病院のペースを「理解し」「覚えて」「合わせる」ことが必要なのです。
その場の話ができれば理解はできるでしょう。
けれど「覚える」「合わせて行動する」ことは…

入院すると認知症がひどくなる
…表面的にはそうみえるけれど
実際は入院生活に適応できないほど認知症がすすんでいた
という真実を伝えているのだと考えています。

その他によく聞く言葉は
「入院中はできていたのに退院したらできなくなった」
それはリハビリをしていたのではなく
「させて」いたからだと思います。
入院中は歩けていた…というけれど歩かせていたのでは?

無理矢理歩かされていたから苦痛だった
→歩かないほうが快の感情が生じる
→でも無理矢理歩かされる
→苦痛の感情が生じる
このような体験を繰り返していたとすれば
脳の中では「歩かされる=苦痛、歩かない=快」という再学習をしていた
ことになります。

「歩かされる」必要のない環境になったら
「歩かない」ほうを選択するのではないでしょうか?

だからこそ
「おれが歩かせてやったのに」
「私が治してやったのに」
という言葉を療法士が言うのだと思います。
文字通り、「させていた」のでしょうから…。

現実におきていることは
表面的にみえること、そのままではないけれど
なにがおこっているのかを
その真実を伝えている
そう感じています。








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