『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 崖の上のポニョ

<<   作成日時 : 2008/07/23 12:12   >>

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う〜ん…

なんか…まいったなぁ…

ゲド戦記のときは、心底腹立たしかったけど
これは、哀しくなっちゃいました…。

宮崎駿監督が
おそらくは、人間よりも他のいのちに共感をしている
ということと
いろいろと描きたかっただろうことが
エピソードして描ききれていないために
なんとなくはわかるけど
物語のなかにはいれない
登場人物の誰にも感情移入できない

ゲド戦記は、アニメーションが未熟だったために
腹を立てる余裕もあったけど
ポニョはアニメーションが魅惑的ゆえに
腹も立てさせてもらえずに
ごまかされた気分です。

「動き」が連れてくる、伝わってくる「感情」に対して
同化できずに、唐突さを感じ、とまどってしまうので
居心地が悪いのです。

試写会の時に子役達が落ち着きがなかったのもうなずけます。

神経症と不安の時代に立ち向かおうとする…?
子供達を祝福したい…?

エヴァンゲリオンのラストの違和感とそっくり…

子供を馬鹿にするなと言いたい。

私は小学校1〜2年くらいの自分を明確に覚えています。
ちょうど、さまざまな公害がニュースを賑わせていた頃でした。
それらたくさんの映像を見ながら
そうはいっても、人間は1度得た便利さをそうそう捨てられるものじゃないから
バランスをとっていかなくちゃいけないと考えたこと
そして、テレビを見ながらかわいそうになぁ…と言いながらご飯を食べてる親の姿。
いろいろな思いをごちゃまぜにしながら、やっぱりご飯を食べてる自分の姿…。
何の味もしなかったご飯…。

今の子供達の不幸は
自分(こども)に優しくしてもらえないということじゃなくて
自分(こども)に真っ正面から向き合ってもらえないこと
もっと言うと
自分自身(大人)と真っ正面から向き合って必死になって生きてる大人があまりにも少ない
ということではないでしょうか。

昔はみんな誰もが生きることに必死だった。
みんな貧乏だったからそんなのなんともなかった。
入所している親御さんの前でそう語る息子さんの姿とじっと見つめるおばあちゃん。

子供は親の鏡。

この世界が生きるに値する世界だと
口当たりの良い言葉で饒舌に語るのではなくて
自らがその世界を生きてさえいればいいのだと
いかに生きようとしているのかを伝えればいいのだと
(そして、それらは、言葉ではない、もうひとつの言葉が静かにでも厳然と語るのだから)

宮崎駿監督が今のこの世界に生まれてくる子供達を
心底祝福したいと願うのならば
今の自分を描けばいいのだと思う。

いろいろなものを得て
なおかつ失いつつあることを予感する世代。
否応もなく
本当の自分と対峙させられる世代。

それが描けたならば
この困難な世界をそれでも生きていかねばならない
少年少女たちを
本当に励ますことになるだろうと思います。








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