『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS よくよく考えるととんでもないこと「前口上」

<<   作成日時 : 2008/07/10 00:52   >>

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キーワードは、脳の回路・階層性・パターン・できることをする・協調性・学習・適応…です。

お年寄りの施設なら、たいていどこでもおこなわれていることで
でも、よくよく考えるととんでもないことが起きていると感じることがたくさんあります。
それらについて、今、私が考えていることを具体例をもとに率直に書き連ねてみます。

私は現在に至るまで、いろいろな方と出会えています。
身体的には、体力測定の項目の片足立ちも、ファンクショナルリーチもタイムアップアンドゴーも5点満点をとれるような方から寝たきりの方まで。
精神的には、かなひろいテストが56点とれる方からアイコンタクトもとれない方まで。
常に同時進行で見ることができるということが私の考えに大きな助けになっていると思います。
本当は、もっと熟考してから書くつもりだったのですが
良い機会なので、スッキリとはいかなくても、まず書いておこうと思いました。

まず、最初に書いておきたいのは
どんなに重い障がいをもっていたとしても、生きている以上、環境に適応している。
環境との相互作用の中で学習をしているということです。
仮に、全身に拘縮があって胃ろうでオムツで言葉も話せずアイコンタクトもとれないとしても
その方が生きている以上、重力に対して残された身体能力を使って「適応」しようとしています。

その反対に
「異常な環境では異常な反応が正常だ」
この言葉を想起させられるような体験もしてきてそのことは過去の記事にも書きましたが
http://yoshiemon.at.webry.info/200509/article_10.html
http://yoshiemon.at.webry.info/200509/article_67.html
たとえ、不適切な介助であったとしてもその介助に対して適応しようとする。
やはり、任意の環境のなかでその環境に対して、適応しようと学習しているんだ…ということを思い知らされました。

私たちは望むと望まざるとに関わらず、
利用者にとってみれば
物理的にも心理的にも「環境」なんだ…ということです。

利用者は「環境」との相互作用のなかにいる。
「環境」と双方向のコミュニケーションをしている。
気持ち、意思、ことば…だけでなく、身体を通したコミュニケーション。










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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
作業療法士のひろです

ここを読んで思ったのですが、
対象者にとって物理的・心理的「環境」である我々のかかわりが、対象者の行動をアフォードしているんですよね。

やさしく話しかければ安心して緊張も緩まるし、乱暴に動かせば嫌悪を抱いてこわばるし・・・

まぁ、お仕事は大変ですが、しかし、対象者が良い方向へ向かっていくようにかかわっていきたいものです。

http://otmtyt.jugem.cc/
MTひろ
2008/07/17 21:27
MTひろさん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通りで
それは何も「接遇」レベルの話だけではなくて
私たちの理解の深みに応じて
利用者の方の「状態の立ち現れかた」も変わってくる…ように感じています。

>対象者が良い方向へ向かっていくように
そうですね。
それが私たちの原点ですものね。
speranza
2008/07/17 23:23

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