『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 能力発揮 リハビリの方法に関連して

<<   作成日時 : 2008/08/01 22:58   >>

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たとえばどんな仕事もそうだと思うけど…

新人さんが初めてのある課題を遂行するよう指示されたとして
まずカンペキにはできないでしょう?

たとえば、Aさんのトランスファーを介助するとして
まずは安全にとにかく安全にできればよし!ではないでしょうか。
回を重ねるごとに
Aさんのポイントがわかり
臨機応変に対応も変えることができるようになり
そうなると安全性への配慮はもちろんするけど
さらにその上に快適性とか自立性とか…といったもののほうを
明確に意識にのぼらせながら対応するようになると思います。

この過程において
新人さんは、Aさんの動きを感じとり、考えながら
トランスファーしているはずです。
逆にいえば
感じとり、考える事なしに
Aさんという1人の人に対しての臨機応変の対応なんてできるはずがない。

「しごと」の見事さ、巧みさ、うまさ
…ってそういうものだと思う。

リハビリも同じだと思う。

歩けない人がいきなりスムーズにスタスタ歩けるはずがない。
まず、とにかく歩けるようになる。
転ばないで歩けること
それができたら、杖や装具を使わずに歩けること、早く歩ける、きれいに歩ける
…と変わっていく。

この過程で大切なこと、必須なのは
当事者自身が感じとり、考えながら練習をすることだと思います。

ところが
今までのリハビリの、少なからぬ療法士のまちがいは
療法士は動きを感じとったり考えたりはしてたけど
肝心の対象者自身に感じたり考えたりすることを促してこなかったところにあるのではないでしょうか。

どんな「しごと」「課題」であれ
感じることなく、考えもせずに上達するなんてことはあり得ません。
こどもは遊びのなかで運動発達をしていきますが
過程において考えることはなかったとしても
そのぶん、感じとることに長けているのではないでしょうか。

まだ息子がうんと小さかった時に
抱っこされて上に高く持ち上げられる「高い、たか〜い!」が大好きで
何回も何回も繰り返しても飽きもせずに、そのたんびに
「もっか〜い!もっか〜い!!」と
満面の笑みで大声でケラケラと笑いながらさらに反復を要求してきたものです(苦笑)
(この時私は確信しました。子育ては1に体力、2に体力、3、4がなくて5に体力だと)

話が横道にそれましたが…

能力を充分に発揮できるようになるためには
練習の過程において、動きの感覚を感じとることと考えることが大切
少なくとも
リハ前とリハ後の動きの違いを明確に「わかる」ことが大切なことの1つだと考えています。

療法士ではなくて対象者自身が。












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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
 >どんな「しごと」「課題」であれ
感じることなく、考えもせずに上達するなんてことはあり得ません。

 ・・・確かにその通りだと思います。
 一つの動作を訓練するときに、初回は必死で何も考えずに動かそうとしますが、この訓練の目的は何かなどと考え、療法士に確認する。すると正しい訓練を無駄なく遂行することが出来ます。そして昨日と今日の訓練後の動きの違いを感じることか出来ます。
マサおじさん
2008/08/04 10:05
マサおじさん、コメントありがとうございます。

>初回は必死
そうですよね。まずやることそのものに必死です。
私たちが全く初めてのことをやる時ってみんなそうだと思います。
>訓練の目的は何かなどと考え
本来でしたら、療法士のほうから訓練の目的、ポイント、どこに集中して感じとったり考えたりしたらいいのかを伝えるべきだと思うんですが…。
実行している療法士って少ないですよね。
speranza
2008/08/04 21:59
>対象者自身に感じたり考えたりすることを促し

キネステティックスを紹介する介助技術研修会で「仰臥位〜側臥位〜端座位」を介助される要介護者役をしました。

キネステティクス・トレーナーは私に、足の位置や腕の位置を少しずつ調整するよう促し、動きやすいかどうか尋ねてきました。

そういう具合に対象者本人が自分の動きを感じて関与することが「自分の生活に関与できること」につながっていくという話に、「自立支援」の真髄を再確認させられた思いでした。
iki-iki
2008/08/24 12:41
iki-ikiさん、コメントありがとうございます。
良い研修会に行かれたんですね。
教えてくださってありがとうございました!
speranza
2008/08/24 19:00

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