『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 研修会にて

<<   作成日時 : 2008/11/10 22:27   >>

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老健全国大会での発表報告をせよということでしました。

テーマは「運動器の機能向上サービス」についてで
要旨は…
対象者にはいろいろな状態像の方がいる。
脳血管障害後遺症をもつ方が半数近く
認知症自立度Ua以上の方が半数以上
決して「廃用症候群」の方ばかりではない
だからサービス提供者側が気をつけないと
利用者のためにサービスを提供するのではなくて
サービスに利用者をあてはめることになってしまう
もうひとつは、このサービスは厚労省が「自律」支援をうたい文句に設定したのだから
その現実化、具体化の要は「利用者の意欲喚起」にある
意欲喚起のためのポイントと具体的方法論の提示
…といったところです。

今までの記事にも何回も書いてますよね(苦笑)
今回は参加者がPTOTだったために
全国大会のときよりも明確に「筋力強化疑問論」も言葉にして伝えました。
どんな反響がかえってくるのか…と思っていたら
発表したあと、シーンとしてしまいました。
質問も司会者からの内容確認の一点だけ…
後になってフロアーの1人の方から声をかけられましたが。
(ありがとうございました!)

研修会後のお疲れさま会で
「脳血管障害後遺症の人に筋力強化したら緊張あがっちゃうし」
「お年寄りに筋力強化したら痛みが出ちゃうし」
と言われましたが…。
それも確かにそのとおりなんですが、私の言いたいのはそういうことじゃなくて…。

私はいつも常識に異論を唱えてしまいますが
「退院するとADLが落ちてしまうのはやらせていた環境がなくなったから」
「入院すると認知症になるのではなく気がつかないでいたことが表面化したから」
決して異論を唱えようとしてそうしているわけではありません。
結果的にそうなってしまうんです。

私ってあまのじゃく…?
でも、私は現実を見て言ってるだけなんだけど…?

それでも、今回発表したことと、その後の会話とで
私が感じていることで明確に言語化しないといけないのはどこか
私と他の人との間でDiscommunicationを起こしているのはどこなのかが
私の中で明確になりました。
それは、私にとっては大きな収穫でした。
この次に誰かと話をする時に気をつけながら話すことができるもの。
(もちろん、人それぞれなんだけど傾向としてわかるだけでも私にとっては大きいことです)












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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
病院などでは強制的にやらざろうえない状況に
追い込んでいますが、それは自宅に帰るという
目標があるために頑張れる部分もあります。
しかし家に帰れば、自分の出来ない部分ばかりに目が行って落ち込み鬱状態になったりする人が多く、それによって身体能力も低下します。
それはこれからどう生きていくかの現実を家ではいやおうなく突きつけられるからだと思います。社会サービスは来られるひとはもちろんいいのですが、問題はそういう所に来られない人
が問題だと思います。そういう人をどう社会につなげかかわっていくのか?と訪問リハビリをやっている時に思いました。あとは家族も含めてのアプローチも重要だと思います。
そういう教育は総じてされていないのが現状です。私はこれはみんな気がつくものだと思っていましたが、専門職というプライド?が目を曇らせているのか、教育が悪いのかはわかりませんが、その発表の場での反応が今の現状なのかもしれません。
はじめ
2008/11/11 05:42
はじめさん、コメントありがとうございます。

>そういう所に来られない人が問題だと思います。
地域での機能訓練事業でもやはりその課題がとりあげられていたように記憶しています。
今は、特定高齢者の事業で「うつ、閉じこもり」の人が予想以上にとても多いと保険者が悲鳴をあげていると聞きます。
同じ課題が、違う「かたち」で繰り返し表面化しているように感じています。

もうそろそろ、なぜ同じことが繰り返されるのか、「問題」をどのようなかたちで抽出することが適切なのか、きちんとした議論が必要なのではないかと感じています。
speranza
2008/11/11 18:01
厳しい時代を生き延びてきて、明日の朝、元気でいるかどうかわからないお年寄りその人にとっての今日のIndependentとは何なのか…年々、心身のエネルギーが少なくなっていくお年寄りが、なお、がんばれるとしたら、何の為にがんばれるのか…がんばることその過程そのものがエネルギー源となるような方法論はないのか…

>私はこれはみんな気がつくものだと思っていましたが
私もそういう思いにたびたびとらわれています。

現実は目の前にちゃんと起こっている。
現実が語る真実はたくさんある…。
speranza
2008/11/11 18:02
日々気がつき、事件は会議室ではなく現場で起きているというちょっと昔のセリフでありましたが、日々、現場の状態を考えないといけないですね。一律のやりかたは本当に医療職としてはいけないと思います。様々な引き出しを持っていることが大事なのではないかと思います。
はじめ
2008/11/12 08:19
そうですね。
一律のやりかたはいけないと私も思います。
そして、現実に起こっている事実の共有化、その事実が示すものは何なのか…案外、この部分のきちんとした検討や共通認識がおろそかになっているように感じています。

「うつ、閉じこもり」の中に実は自覚もなく気づかれてもいない認知症をもつ人が相当数いるだろうこと、そして、かなりの数のお年寄りが元気でいることを要求されることは当然であるがゆえに理不尽だと感じているだろうこと…これは私の推測ですが、決して当てずっぽうではなくてたくさんのお年寄りと接するなかで感じていることでもあるのです。

お年寄りは「健康信仰」に奉仕するために生き延びてきたわけじゃない。お年寄りなのに、年をとることも許されないのだろうか?そう思うことがたびたびあります。そういうことをよく考えたうえでリハをしなければ、私たちは良かれと思って逆にお年寄りの老いの自然な健やかさを阻害してしまうおそれがあると感じています。
speranza
2008/11/12 22:07

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