『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 歩くときには良いほうの足の動きに気をつける

<<   作成日時 : 2008/12/02 23:06   >>

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良いほうの足…っていっても、麻痺している足はなんにも悪くはないのですが。

画像


麻痺していないほうの足…という意味です。



こう言うと
みなさん、「えっ?」とおっしゃいます。

「今までリハビリの施設は何カ所も行ったけど
そんなことを言われたのは初めてだ。」

そうかもしれません。
でも、ちょっと試してみてください。

麻痺している足の歩き方は意識しないで自然にまかせて。
そのかわり、麻痺していないほうの足の歩き方はしっかりと意識してください。
麻痺していないほうの足を踵から床に下ろして
この時につま先がしっかり上がっていればOKです。
ゆっくりと親指を床につけます。
踵から親指。踵から親指をゆっくりゆっくりと。
こんなにゆっくりでいいの?と思うぐらいゆっくりのほうが効果的です。

やってみたら
思っていたよりも
案外難しかったのではないでしょうか?

「まさか…と思ったけどsperanzaさんがそう言うからやってみたら
ほんとなんだよな。」
「今まで片足立ちが全然できなかったけどできるようになったよ。」
「足の裏がひっくりかえらなくなったね(内反しなくなった)って言われた。」

この歩き方は慣れないと
とても疲れやすいし
なにより最初は不安定なので
杖で歩けている方でも
杖無しで歩けている方でも
まず、平行棒で足の動きの練習をこれでもかこれでもか
というぐらいにやっていただきます。

今、杖をついている方は、まずはしっかりとつかまるところのある場所で
手でしっかり支えながらなさってください。
杖を使いながらいきなりこの歩き方をなさると危険です。
くれぐれもご注意ください。








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コメント(19件)

内 容 ニックネーム/日時
speranzaさん
 私の歩行を見てアドバイスをいただいたように感じる記事で、驚きました。私は約6年前に脳内出血しましたが、リハビリのおかげで、4ヶ月で装具無し・杖無し歩行が可能になり、半年足らずで電車通勤を再開して、2年少しで定年退職しました。通勤中は歩行量が少ないですから、歩くのに必死で足の動きに注意を払うことは少なかったように思います。
 さて、退職すると運動不足をカバーするために散歩をするようにしました。退職して2年は朝昼夕の3回歩いていたのですが、どうも麻痺のない右足に軽い痛みを感じるようになりました。歩き方が悪いのかと思い、足の動きに注目しました。すると麻痺の残る左足は踵から着地し、親指の辺りで地面を蹴りますが、健側の右足はどちらかというと「べた足」なのです。
マサおじさん
2008/12/03 10:37
 姿勢を正して両足とも踵からの着地が出来ていると思っていたので驚きです。このこともあって腰痛や麻痺のない下肢の筋肉痛が出たり麻痺足に軽い内反やしびれが起きるのではないかと思って、ここ何日か、健足も踵から着地するようにしてみましたが、これが意外と難しいのです。どうしたものかと悩んだいたところに、この記事です。『やったー』と思いました。
 自室で十分練習してから少しずつ戸外でも試して行こうと思います。

 有り難う御座いました。
マサおじさん
2008/12/03 10:39
一つ臨床をしていたときに、麻痺していないほうの部分を使いすぎて、起居動作がスムーズに
いっていない人が多いことがありました。
そのような人には麻痺していない方の動きの
質を高めるためにあまり意識を集中させないという方法もありますね。
何がその人を動かなくしているのかを仮説をたてて的確に指導できる人がすくないのかもしれません。
悪いところばかりを触っているとそちらの方に意識が行きすぎる。。
はじめの頃の自分がそうでした。。
いまはバランスを大事にしています。
どちらも大事ですね。
はじめ
2008/12/03 17:25
マサおじさんのコメントを読んでこちらこそ驚きました。
>健側の右足はどちらかというと「べた足」
おっしゃるとおりなんです!
ほとんどの方が実際そうなのです。そして、そのことに気がついていない療法士が圧倒的に多いのです。
(非難ではなくて事実として言っています)
正直に言うとそこに気がついている療法士と会ったことがありません。論文でもみかけたことはありません。(ただし、私の世界が狭くて単に私が知らないだけ…ということもありえますが)
以前の記事でも書きましたが、神奈川県の老健のリハ職の研修会ではっきりと明確に「非麻痺側の歩き方に気をつけると歩容が良くなる」と言いましたが、見事にスルーでした…(苦笑)たぶん私の言っていることの意味、そして本当に言いたいことの意味も伝わらなかったのだと思います。
speranza
2008/12/03 22:37
私は実際に体験して目の前で利用者さんの変化を見ていますし、利用者さんも実感していることですし、体力測定の結果でも明白に現れていることですから…とは思うものの、やっぱりメゲます。
そんな時にマサおじさんからいただいたコメントにすごく励まされました。
同じことに気がつく人が他にもいた!

以前から疑問だったのですが、脳卒中の人の腰痛についても思うところがあります。
この歩き方についても続編を書きますので是非ご感想ご意見をお聞かせください。試してみての変化についても教えていただければうれしいです。どうぞよろしくお願いします。
speranza
2008/12/03 22:38
はじめさん、コメントありがとうございます。
はじめさんがおっしゃりたいことも危惧していることもよくわかります。
指摘された内容は実は想定内でした。
それで、この記事と次の記事を同時にアップしたのです(笑)でも説明不足でしたね。すみません。

>何がその人を動かなくしているのかを仮説をたてて
実は私は今はあまりこういう考え方に重点を起きません。
「今のこの方のこの動きは、これで身体を最善の状態として『ある』ようにはたらいている。」けれどより良い状態に「なる」ためにどうしたらいいのか…という観点で観ます。
それが今の私にとっての「脳をふくめた身体を身体としてそのはたらきを信頼する」というスタンスを現実化させた方法論のひとつです。

ひとつだけお願いがあるのですが、このウェブログは当事者の方も見てくださっているのでリハの具体的な方法論に関する記事については、混乱を防ぐためにも「歩き方」の記事には「歩き方」の内容でコメントいただけるとうれしいです。
反論も大歓迎ですが、論点がズレるのは誤解のもとですので。
どうぞよろしくお願いいたします。
speranza
2008/12/03 22:54
前の記事でもそうでしたが、やはり論点を絞った意見にしたいと思います。
話がとんでいましたね。
もし書込等で論点がずれた場合は削除なりご指摘いただくととても有難いです。
自分の言動には私も責任をもつつもりです。
そこは色々な部分でご意見頂けた方が私も多分
さらに言語化できるのではないかと思います。
よろしくお願いいたします。
はじめ
2008/12/03 23:06
おはよう御座います。
 昨日、お昼前に近くの公園まで散歩に行きました。毎日行く憩いの場です。
 健足の動かし方を一歩一歩気持ちを込めて、教えていただいた足の動きを実践しました。
いつもの倍以上は時間がかかりましたが、なんと腰にも下肢にも痛みがありません。
 ベンチに腰掛けて思いました。「一度だけでは分からない、帰りはどうだろうか」。
同じようにして帰りました。やはり痛みはありません。
 暫く続けたいと思います。有り難う御座いました。

>以前から疑問だったのですが、脳卒中の人の腰痛についても思うところがあります。
お話をお待ちしています。
マサおじさん
2008/12/04 08:45
そうですね。どうしてもマヒのある脚に意識がいってました。これから、マヒのない脚に注意して歩いて見ます。
とにかく、やってみて、報告します。
くにくに
2008/12/04 16:21
マサおじさん、さっそくのご連絡ありがとうございます。
痛みが出なかったとのこと。よかったですね。
なにか、感じたことわかったことがあったら引き続き教えていただけるとうれしいです。
よろしくお願いします。
speranza
2008/12/04 21:19
くにくにさん、コメントありがとうございます。

>とにかく、やってみて、報告します。
ありがとうございます。
ただ、最初は結構不安定になりがちなのでどうぞお気をつけてください。
ご連絡お待ちしています。
speranza
2008/12/04 21:21
やってみました。驚きました。今まで、非麻痺足は、どう歩いてたのでしょう。麻痺足の手本にしてたんだから、しっかり歩いてたはずなのに、改めて意識したら、すごく安定したんです。家の中で杖無しで歩いてて振り向いたり、向きを変えたときのふらつきが無いんです。
しっかり体重が非麻痺足に乗っていることがよく分かります。
散歩では、背中や肩が凝りましたが、だんだん
慣れて凝らなくなるんでしょうね。杖も手放せそうな気がします。麻痺足が引っかかった時の
対応がスムーズになり、伸ばす時のカクンというのも減りました。よい事を教えていただき
有難うございます。これからも、もっともっと
教えてください。
くにくに
2008/12/06 20:01
くにくにさん、早速の挑戦ありがとうございます。

この歩き方はホントに立位や歩行の安定性がよくなるし、麻痺側のはたらきもよくなってくるんです。

ただ、お散歩は早いかもしれません。
12/5の記事に注意点を書きましたのでよかったら参考にしてみてください。
背中や肩がこるのはまだ時期早尚という身体のサインかもしれません。
もしよかったら続けてみて何かわかったことがあったり疑問に感じることがあったら教えてください。
speranza
2008/12/06 21:00
はじめまして。
最近訪問リハの仕事をはじめたOTです。
うまくいえないのですが、こんなブログを書いてくれるかたがいて、とてもうれしいです。
研修会でスルーされてもここにはどんどん紹介してくださいね。参考にします。
良いほうの足に気をつける・・・いま訪問してるかたにも早速やくだちそうです。
rena
2008/12/07 00:29
renaさん、はじめまして。こんにちは。
コメントありがとうございます。
療法士としての立場でコメントするのは勇気がいったことと思います。感謝します。

使い方には気をつけながら…試してみてください。
やってみて何か発見があったりわからないことがあったりその他ご意見ご感想も教えていただければうれしいです。

この方法は、患者さん利用者さん療法士や介護職の助けになる方法論だと確信しています。
ですが、「結果的に」現在のリハのあり方に対して痛烈な批判をすることになってしまうだろうということも自覚しています。そしてそれはおそらくリハの世界に限らないことだろうとも感じています。

もしもできたら…この方法論を「使う」だけではなくて、この方法論が暗に示していること、この方法論のベースとなっている考え方が示していること…そういったことも「現実に即しながら」考えていってもらえたらすごくうれしい。そう願っています。
speranza
2008/12/07 18:52
そうですね。逆転の発想ですが、麻痺側は 健側の安定があって初めて自由を得る事が出来るという感じ解ります。安定した支柱がなくて麻痺した対側が不安定に、そして緊張をましていることは確かに良くある事です。

気づいていましたし、似たような指導もしますが、
>麻痺している足の歩き方は意識しないで自然にまかせて。

とまで、言い切ったことはありませんでした。これぐらいの開放してあげる切っ掛けを出すことが必要かもしれませんね。

とても勉強になります。<m(__)m>
ぎゃーろ
2009/01/29 00:45
ぎゃーろさん、この記事に書かれている方法論を試そうとする方に誤解を招きたくはありませんのでコメントさせていただきます。

私は「身体は身体を守っている」と考えています。ですから、このシリーズの記事をよくお読みいただければおわかりいただけるかと思うのですが、私の考え方としては、ぎゃーろさんのおっしゃることと全く逆の考え方を私はしているのです。表面的な方法論のことを言っているのではなくて根本的な考え方のことです。
どうぞご理解くださいますよう、よろしくお願いいたします。
speranza
2009/01/29 20:50
東京の病院で働いている療法士です。このような考え方重要ですね。大変参考になりましたし刺激になります。ありがとうございます。
Si
2010/09/10 22:18
Siさん、コメントありがとうございます。

単に方法論だけでなくて考え方について言及してくださったことをとてもうれしく励まされる思いがします。
こちらこそ、どうもありがとうございます。
speranza
2010/09/11 21:27

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