『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 常識を鵜呑みにしないで考える

<<   作成日時 : 2008/12/29 22:16   >>

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…と言っている私も見事に鵜呑みにしていて救出されたという体験をしました(苦笑)

実は気分転換もあって思いっきり髪の毛をカットしてもらったのです。
そこでの体験です…苦笑。

私は髪の毛が多いので
いつも美容院では毛量調節をしてもらっていました。
ずっとそうだったので何の疑問も抱きませんでした。

今回、新たに私を担当した美容師さん曰く
「ボブも似合うと思うよ。ショートなら加藤登紀子とか。」

随分、長いことロングだったので
さすがにいきなり加藤登紀子は…
そんなわけで、ボブ。

…でも、白状するとかつてボブにした時に
金太郎みたいになっちゃったことがあって…笑。
結んだりバレッタで止めたりしてたのです。
そう言ったら
「大丈夫。今まで髪の毛をすいてたでしょう?
髪の毛をすくと薄くなった気がするけど
髪の毛はちゃんと残ってるからふくらんじゃうんだ。
だからちゃんと段をつけて髪の毛をとってあげれば大丈夫。」
と言われました。

ほんとにその通り!

ボブにして10日くらい経つけど
その後ずっと髪の毛はふくらまずにちゃんと落ち着いてます。
しかも、シャンプーした後の乾燥も
ドライヤーで手ぐしでOK!
それでいてヘアスタイルは全然崩れません。
金太郎にはならない…!

髪の毛が多い=髪の毛をすく
とずっと思い込んできた私。

でも、多くの美容師さんは
こんなふうに教えてくれなかった。
むしろ、積極的に髪の毛をすいてくれたんです。
だから、他の美容師さんも思い込んでいたのかな…?
と感じました。

そして
この美容師さんですごいなぁ…と思ったことは他にもあります。

それはきちんと確認すること。

「表面見てるだけじゃわからないから」
と、まずシャンプーして濡らして髪の毛のクセを確認。
おおまかにカットして乾かしてまた確認。

「イメージができてるから
そのイメージどおりにカットしていくだけだけど
ちゃんと見ないとわからないから。」
と。

私はおしゃれには無頓着だけど
(誰だ?大きくうなずいたのは?)
それでも信頼できる美容師さんに出会えてうれしい。

常識にとらわれないように
…っていつも言ってるのに
自分のことでしっかりとらわれていた私です。

シュレディンガーの
「大切なことは誰も見ていないことを 見るのではなくて
誰もが見ていることがらのなかに誰も考えたことがないことを考える こと」
という言葉を思い出しました。

そして、それは
対象とのコミュニケーションをきちんと積み重ねていくなかから
生まれてくることのように感じました。








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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
今の世界は常識と思われていたことが覆されたりしている場合がよくありますよね。
教えるという仕事をしていて思うことは、すべては言語化して教えることは不可能ではないかと思うことがあります。
例えば昔の大工さんなどは目で見て覚えろという言葉が
ありましたが、それは言語化することで、その人から自分で考えるということを奪ってしまうのではないかと思うことがあります。
父親の背中をみて育つなどという言葉も行動や態度をみて、子供がどう考えるか、などもそうなのかなと思います。最近はわかりやすいということに重きをおかれている事柄が多いと思いますが、わかりにくいことに常識を
覆せるヒントが隠されているかもしれないと思う今日この頃です。speranzaさんに教えて頂いた本を今たくさん読ませてもらっています。凄く自分の世界が広がっている感じも受けています。ありがとうございます。
はじめ
2008/12/30 08:30
 シュレーディンガーと共に物理学で有名なアルベルト・アインシュタインは、有名な「相対性理論」でノーベル賞を受賞したと思っている人が多いのではないでしょうか、それが常識かもしれません。でも違うのです。答えは「光電効果の理論」です。
 簡単に言うと、当時、「光は波である」と言う説と、「光は粒の連続である」と言う説が対立していました。アインシュタインは、「光は波でもあり、粒の連続でもある」と言ったのです。それが「光電効果の理論」なのです。『誰もが見ていることがらのなかに誰も考えたことがないことを考える』と似ていますね。

 破壊された神経細胞は再生しないから、片麻痺は治療しても回復はしない、との古い考えが常識だった時代は終わったと思いますが、回復期リハビリで、麻痺側の手のリハビリを充実していただきたいと考えています。もちろん麻痺のない下肢や上肢を鍛えて、歩行や日常生活が出来るようにすることも必要ですが、私たちは手足が無くなったのではなく動かないだけなのですから。
マサおじさん
2008/12/30 09:00
はじめさん、コメントありがとうございます。うれしいです!

>すべては言語化して教えることは不可能ではないかと思うことがあります。
おっしゃるとおりだと思います。
本当によくよくわかります。
言葉にしようがない「感覚」って確かにありますよね。

私が大好きな言葉のひとつに
「聞いたことは忘れる。見たことは思い出す。体験したことは理解する」という言葉があります。

>凄く自分の世界が広がっている感じ
だとしたら、私もすごくうれしいです。
知識とか学問とか…本来は人を豊かにするもの、世界を広げていくものだと思っています。決して人を萎縮させたりするものではない…と。

私はようやく抱えていたことにけりがついたので、これから「小掃除」(苦笑)をやって本を読みまくります!
speranza
2008/12/30 15:40
マサおじさん、わかりやすい例えをありがとうございます。

>回復期リハビリで、麻痺側の手のリハビリを充実していただきたいと考えています。
>歩行や日常生活が出来るようにすることも必要ですが、私たちは手足が無くなったのではなく動かないだけなのですから。

現状のリハのシステムでは「急性期病院」→「回復期リハ病院」→「通所リハ/訪問リハ」という仕組みになっています。
が、通所リハでは予防給付の方に対して、いわゆる「手」のリハビリができにくい状況になっています。
(詳細は2008/9/25の記事に書きましたのでよかったらご参照ください)
システムのために必要なことがおこなわれない…なんていうことのないように…何らかの理由でどうしても無理なのならせめてどうしたらいいのかの助言を…それすらも難しいのなら最低限希望を失わせるようなことだけはしないでほしいです。
speranza
2008/12/30 16:36
統計的には正しかったとしても目の前のAさんが該当するかどうかは誰にもわからないことです。
癌の告知や障がいの予後予測で「あと○ヶ月」「このくらい」と言われたけどでも実際は…という例がたくさん放映されています。マスメディアには知られなくても実際にそうだった…という例はきっともっとたくさんあるのだと思います。

マサおじさんは「これ以上回復の期待はしないほうがいい」「でも諦めずに日常生活の中で積極的に手を使うようにしてください」と言われて努力を積み重ねた結果、すばらしい回復がみられたそうですね。

その他にも、発症から2年経ってから指が動きだしその後のリハビリで泡立つビールの入ったグラスを持てるようになるまでに回復した方もいるのだから、現実にいるのだから、「無理です」「回復しません」と言い切ることはできませんよね。
「生きる証人」ですもの。
(詳細はトップページから「私の脳梗塞ー勝手で気ままな独り言」へアクセスしてみてください。)
speranza
2008/12/30 16:41
マサおじさんに質問なのですが
>回復期リハビリで、麻痺側の手のリハビリを充実していただきたいと考えています。
ということは、そうではない現実を体験した方が多い。そういう声をよく聞く…ということでしょうか?
speranza
2008/12/30 16:43
speranzaさん
 利き手が麻痺した場合と、利き手でない方が麻痺した場合では、本人の気持ちも違うかもしれません。私のような右利きが左手を麻痺した場合、急性期から殆どのことが出来ます。麻痺の手は訓練しても中々動きませんから、何時までも右手だけで動作します。療法士さんも右手だけで、よりよく動作できる方法を指導します。本人もそのうちに、諦めの気持ちが湧くようになるのかもしれませんし、麻痺のない手の訓練で日常生活動作が向上すれば良とするのではないかと勘ぐっています。時間が足りないことも知っています。でも「麻痺のない手の訓練ばかりで、麻痺の手の訓練は受けなかった」と言うことを良く聞きます。

 利き手が麻痺した場合は本人は大変だと思います。何も出来ませんから。療法士さんも先ずは利き手交換の訓練を指導するのではないでしょうか。場合によると利き手交換の訓練だけでタイムオーバーになり、麻痺手の訓練が出来ないのかもしれません。

 上記に近いような状況のために、麻痺手が回復していない人が多いのではないかと考えています。
マサおじさん
2008/12/30 17:27
マサおじさん、詳しく教えてくださってどうもありがとうございました。
speranza
2008/12/30 19:29
speranzaさん
マサおじさんの仰る通りでした。約3か月の入院中毎日リハビリ室の隅で見てました。が、上肢に関しては腕の拘縮(speranza さんの説明で分かるようになりました)を防ぐことをして下さったりその方法を教えて下さりましたが洋服の着方(片手で)等で時間ばかり過ぎていくのを見ていました。いつも、「洋服なんて麻痺が改善されてくれば問題ないのに、、、」と思ってました。
 主治医から最初「たぶん車椅子の生活で手は無理でしょう」と言われましたが、絶対歩く、手も使えるようにする、と夫と話してました。そんな訳ないよねー、と。

 あの時、「リハビリ次第で頑張れば可能性は一杯あります」と言ってもらえてたらもっと希望を持って過ごせたのに、と思います。


 
ひろまま
2008/12/30 21:43
ひろままさん、具体的に教えてくださってありがとうございます。
ひろままさんのコメントからも、マサおじさんのコメントからも、いろいろなことを考えさせられました。
後であらためてまとめてみます。
とりいそぎお礼を申し上げます。
speranza
2008/12/31 08:01
ひろままさん
 手も訓練すれば動くようになると信じて、訓練をしましょう。
 先ずはsperanzaさんの『スポンジを使った指のリハビリ』からです。
 私のブログにも簡単な訓練を書いています。

 諦めないで頑張り通すことが大切です。
 どうかその気持ちが続くように支えてあげてください。
マサおじさん
2008/12/31 10:34

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