『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 介護報酬改正Q&A (vol.1) への個人的感想

<<   作成日時 : 2009/03/24 22:42   >>

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http://www2.roken.or.jp/mhlw/H2104QA/H210323_vol69.pdf

よくよく読んでみると
リハへの評価…なんて、とんでもないなぁ…というのが正直な感想です。

老健本体に関して言うと…。
入所後3ヶ月は短期集中も認知症短期集中も算定できますが
その後の加算はゼロ。
つまり、週に2回のリハを実施しても包括なので加算がなくなってしまいます。
言葉を変えればリハはサービスとなります。

3ヶ月で退所する利用者が多ければ
リハ加算が常にたくさん施設に入ってくることになりますが
実際にはそういう老健は多くはありません。
これからますます少子高齢化を迎えるのですから
日中独居、高齢世帯、独居老人がもっと増えるのは目に見えています。
在宅復帰は国がどんなに旗を振っても現実は厳しいと言わざるをえません。
こどもが親を看たくても看れない現実があります。
厚労省は盛んに新しい「住まい方」を模索していますが
その進捗状況は…ですよね。

ですから、同一法人内の3ヶ月クールの利用者のたらい回しを避けるために
わざわざQ&Aで同一法人内の他老健本体での短期集中リハ加算の算定不可とことわっているのだと思います。

3ヶ月で退所できる利用者が少なければ
リハ加算は施設には入りません。
療法士を複数配置することの施設への経済的なメリットはないのです。

このあたりは療法士を雇用する施設側から言えば
「やって当たり前だからやっていない施設は返戻」
と言いたくなるでしょう。

でも私の疑問は、ならばなぜ厚労省は療法士の配置を1人から変えないのか?です。
配置基準と運営基準が明らかに矛盾しています。

家には帰れないお年寄りが相当数いるということを
厚労省が認識していないはずがないと思います。
ましてやこれからは認知症をもつ方が増えていくのですから余計です。

私の考えは、
「介護保険事業計画」というページが削除されてしまって確認できなくなってしまったけれど
厚労省は老健の施設方針をリハ型か特養型か選択させる方向性を考えているのではないか
…ということです。

詳細は下記関連記事をご参照ください。

  「老健は本当にリハの施設?」
    http://yoshiemon.at.webry.info/200604/article_11.html
  「介護報酬改訂について」
    http://yoshiemon.at.webry.info/200903/article_4.html

リハで稼ぐこともできる
他で稼ぐこともできる
どっちにする?

もしもそうだとすると
療法士の配置基準を据え置いている理由もわかるような気がします。
配置基準を上げたはいいけど、施設への経済的メリットがないんじゃ
全老健だって黙ってはいないでしょう。
…とすると、現状では全老健としては
「やって当たり前。やらなきゃ返戻。」と言うことで施設間の足並みをそろえようとするでしょう。
…うがち過ぎでしょうか?

あとは
認知症短期集中リハ加算が
現実には1回こっきりの算定といってもいいような制限をかけられたり
じゃあ短期集中リハはどうなのよ?と思うと
これがまた見事に掲載されていない
(入所短期集中リハ加算算定→老健退所、通リハ開始→通所短期集中リハ加算算定の場合)
算定の範囲が狭められないのだとしたら、それはそれでうれしいけど
なんで認知症短期集中だけ?とも思ってしまいました。

ショートステイと通リハの併用
通リハの複数事業所利用
加算算定は施設への報酬という一面だけでなく
利用者の方の支払いという側面もあることなどなど…
その他にも書きたいことはあるけど今日はもう眠〜い!

蛇足ですが
この記事は報酬改正に関する記事なので
理念については抜きにしておカネの話ばかりしましたことをご了承ください。







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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
初めまして、北海道の老健PTです。
今回の改正の内容で
お聞きしたい事があります。

短期入所の個別リハビリについてです。
当施設の通所リハビリを利用している方が、
当施設の短期入所を利用する場合、
個別リハビリを実施するにあたって、
「新たにリハビリ実施計画書を
作成しなくてはいけないのか?」
ということです。
通所リハビリのリハビリ実施計画書を
流用できるのでしょうか?

今回初めて
短期入所の個別リハビリの加算を算定するので、
お知恵をお貸しくださればありがたく思います。
宜しくお願い致します。
北海道の老健PT
2009/04/02 17:41
北海道の老健PTさん、初めまして。
コメントありがとうございます。

お尋ねの件ですが、短期入所用のリハ実施計画書を作成したほうが良いと考えます。
ケアプランを例にとって考えてみるとわかりやすいかと思います。
通所利用中は通所リハ計画書を作成しますが、同じ方が短期入所を利用すると短期入所用の施設サービス計画書を作成することになります。
同じ在宅系のサービスではあっても異なるサービスになるのでリハ実施計画書は(例え通所利用時と同一の内容になったとしても)短期入所用に作成したほうが良いと思います。
もしも、簡略化を図るなら短期入所の初回のみリハ実施計画書を作成して、2回目以降は施設サービス計画書にリハ内容を盛り込んでもらう…という方法があると思います。
(もちろん、状態像や実施内容に変更がなければ…ですが)
speranza
2009/04/02 21:22
蛇足になりますが
簡略化効率化を図った場合は、特に…だと思うのですが、リハ実施計画書をなんのために作成するのか…というところを再確認しておくことが大切だと考えています。
リハ実施計画書はリハマネの根本的概念であるPDCAサイクルを実行するツールであるということが、案外おきざりにされていることが多いような印象を持っています。

お答えになったでしょうか?
speranza
2009/04/02 21:23
早速の回答有難うございます。
たしかに、リハ計画書の意味を
忘れがちになっていたと反省しております。
今回、大変参考になりました。
有難うございました。
また、なにかありましたら
宜しくお願い致します。
北海道の老健PT
2009/04/03 16:50
お役に立てたのなら何よりです。
質問されることで私も自分の理解を再確認することができます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。
speranza
2009/04/03 19:51

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