『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 介護報酬改訂について

<<   作成日時 : 2009/03/09 14:07   >>

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Q&Aは3/16頃に出るのではないか…ということです。

日本リハビリテーション病院・施設協会主催研修会では
ずいぶん思いきった話も出たようですが
流れとしては、病院の外来リハの受け皿が老健の通リハになる…ということは明確です。

今回の報酬改訂では一見すると
老健入所も通所も短期集中リハの加算が上がったので
リハへの評価、期待大…ととられるかもしれませんが
3ヶ月後の単価の激減はひどいです。
3ヶ月でサービス「卒業」を促さないと
施設への収入が激減してしまいます。

つまり、何を言いたいかというと…
厚労省は言語化してはいないけれど報酬を「使って」
利用者の3ヶ月でのサービス「卒業」を誘導していると感じました。

短期集中リハ加算を算定するためには
相応のリハ職の職員配置が必要です。
ですが、加算は3ヶ月限定ですから、利用者の誰かが利用終了とならなければ
新規の利用者の受入れはできませんから
(そしてその後の報酬は激減します。
 …場合によってはリハを実施していても算定できないケースも出てきてしまいます。)
施設が収入を確保しようとすれば
以前にあった「1年での退所誘導」ならぬ「3ヶ月での利用終了誘導」が起こりかねません。
つまり「老健めぐり」がまた起こる可能性だってあると思います。
以前の記事で老健の機能選択が報酬によって誘導される…と書きましたが
「老健は本当にリハの施設?」
http://yoshiemon.at.webry.info/200604/article_11.html
こんなにも性急な方法論で来るとは…
それだけ財源も厳しいということなのかもしれませんが
結果は火を見るより明らかのように感じました。
なぜまた同じ過ちを繰り返すのでしょう?
「老健めぐり」が起きれば、強いのは病院や施設を複合経営する巨大グループです。
利用者やご家族のためを思って良心的な取り組みをすすめてきた小規模の施設は…。

一見リハを評価するようでいて…その実…
このような「かたち」でリハを「使われる」のは不本意です。

お年寄りのための介護保険…介護の社会化…という概念はどこにいってしまったのでしょう?
老健は、何でもかんでも…ですか?

そして、パイは決まっているのですから
当然そのしわ寄せはお年寄りにも及んでしまいます。
通所介護だって現実的に受入れられる「枠」は限られているのです。
入所待機300人待ちという特養だってザラにありますよね?

リハ難民を生み出さないためには施設が泣きをみなければいけないのでしょうか?
仮にそうやってリハ難民を生み出さずにすんだとしても
老健の多数がリハに特化しようとすれば、今度は結果として介護難民が生み出されてしまいます。
「老老介護」「認認介護」「独居老人」「老人世帯」は
圧倒的に増えてきています。
この人たちの「暮らし」のサポートなくして「リハ」が成り立つものでしょうか?

巨大グループが可能なことではなくて
普通の人が普通に暮らせるように支援する普通の施設が
実現可能な継続可能な(苦笑)方法論を検討してほしいと感じました。





これから発出されるQ&Aで私が要チェックとしているのは下記のところです。
1.入所のリハマネの取り扱い
 …リハマネの本質的意義であるPDCAサイクルの考え方を継続するのかどうか
  本体報酬に包括化(やって当たり前)となると、たとえば減算などの罰則規定も設けられるのか
2.通リハのリハマネの算定要件
 …ショートステイによる休所により月8回のリハ実施ができなかった場合に算定はどうなるのか
 …月8回以下でも算定可の具体的な算定基準
3.通リハへの職員配置
 …0.2/日→1/日なのか(10:1)×x/日なのか
4.通リハの短期集中リハ加算算定開始日の取り扱い
 …通リハ開始日も新たに加わったのか?複数から選択する場合はどの日になるのか?







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