『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

アクセスカウンタ

zoom RSS 「ハチはなぜ大量死したのか」

<<   作成日時 : 2009/07/14 20:19   >>

驚いた ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 4

原題:Fruitless Fall The Collapse of the Honey Bee and the Coming Agricultural Crisis

文芸春秋 刊
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163710303

ざっと読んだだけですが、すごい本です。

ハチの大量死の原因追及の過程もすごいのですが
その過程で明らかにされた人々の効率化とその場しのぎの対応
いかにラクして大量の利益を上げるか…という観点で
しかもそのことへの自覚もなく
目に見える「かたち」として起こっている現実を
悪いこととしてのみ捉えて
「かたち」そのものを修正しようとする
…そのような人間の考え方、対応がくっきりと浮かび上がってきます。

なんだか、よくある光景…。

きっと
養蜂だけでなく
いろいろなところで
このような「パターン」があふれているのでしょう…。

著者は単に警鐘を鳴らしたり批判するだけでなくて
現状打開策についても記しています。

それは、動的平衡と復元力を信頼すること
(気づきが遅ければ、機会を失ってしまうことも記載されていますが)

現実にあちこちで起こっていることのパターンの理解を考えるうえでも役立つし
純粋にハチの生態系の不思議、神秘、すごさを知ることもできる
この本は本当にすごい本です。

「実りなき秋」
他人事ではない本です。










テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
驚いた

コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
本当にすごい状態がきているのだなと思いました。
自分も畑をかりて野菜作っていますが、ミツバチも
ハナバチも来ています。
でも農薬を使っているのも事実です。
色々考えさせられました。
様々なことで複雑に絡み合っているし想像以上に
深刻な状態なのかもしれません。
でもまだなんとか戻れる転換点なのかもしれません。
よくなると信じ進むだけですね。
はじめ
2009/08/05 20:46
はじめさん、コメントありがとうございます。

>様々なことで複雑に絡み合っているし
そうなんですよね。
私がこの本と「傷はぜったい消毒するな」の本を立て続けに読んで、どちらにも記載してあったことが「相互作用」と「動的平衡」…一見すると悪く見えることを「修正」しようとして、実はものすごい精妙な相互作用と巧みなバランスの上に成立している「いきもののありよう」を壊してしまう…ということなんです。

何が良くて何が悪いことか…本当に難しい。
因果論よりも相互作用論のほうが真実に近づけそうです。
でも、改めて考えてみると、こういったことがらもごくふつうに考えてみれば当たり前のことなんですよね…。
そんな風に感じました。
speranza
2009/08/05 22:33
今日の朝日新聞の夕刊の一面に載っていたのですが
今、日本ミツバチが結構注目をあびているみたいです。
「ハチは何故大量死したのか」の一つの要因、ダニに
対して、東洋ミツバチは耐性があると書いてあったと
思いますが、武術家の甲野先生の日記でこの記事に載っている本「ニホンミツバチが農業を救う」出版社、高文研  久志富士男著 が載っており、まだまだ数は少ないのですが、今の世の中の効率主義に対抗しようとする
人がまだまだいらっしゃるし、そういう自然との相互バランスを考えた方法ができればようなと思いました。
もしご興味があれば是非記事、本等読んでいただければ
と思いコメントいたしました。
はじめ
2009/09/19 18:15
はじめさん、コメントありがとうございます。

朝日新聞の夕刊を確認しました。
情報、どうもありがとうございます!

>自然との相互バランスを考えた方法
そうなんですよね。
もともと、自然って絶妙のバランスなんですよね…人間がよく知ろうともせずに表面的にいいとこどりをしようとするからいけないんだと思います。

ニホンミツバチがセイヨウミツバチのように、蜂蜜集荷マシーンにされないことを祈るばかりです…。
speranza
2009/09/19 20:53

コメントする help

ニックネーム
本 文
「ハチはなぜ大量死したのか」 『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる