『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

アクセスカウンタ

zoom RSS 「傷はぜったい消毒するな」を読んで

<<   作成日時 : 2009/07/26 16:23   >>

ガッツ(がんばれ!) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

この本のスゴさは、前の記事に書きました。

今度は自分に引き寄せての感想文です。

私が注目したのは
著者は生物学的に傷の治癒過程にそった治療を提供しているというが
それは皮膚常在菌を殺さない…人間と皮膚の共生関係を助ける…という方法論であることです。
これは先日、紹介した
「「ハチはなぜ大量死したのか」
http://yoshiemon.at.webry.info/200907/article_11.html
において、著者がミツバチと花粉とダニの共生関係を活かす…という方法論と
根底においては同じだ…と思うのです。

そうやって
ミツバチも人間も長い間「活きて」きたのに
より効率的により便利に…と一方的な人間の見方で
最善のはたらきを壊してしまい
そのことに気づかず、それでも気づかずにはおれないくらいに事態が進行してしまう。
そこまで事態が進行すると気づく人間もあらわれる
それは、共生関係の絶妙なはたらき

そうやって考えると
「全体のはたらき」を知らずに
個々の「問題」を「修正」しようとすると
短期的には「効果」のようにみえても
結果的には、かえって「全体のはたらき」を損なってしまう
…という点に共通点があるように感じました。

異なる表面的な事象の下位概念が共通する時には
その共通概念が他の事象にも適用できるのではないか…と考えます。

だとすると
「身体は身体を守っている」
「身体は全体として総体として常に最善のはたらきをする」
…というのは、あながち無謀な意見でもありませんよね?

もっと具体的にリハの世界に引き寄せて考えてみると
筋力強化という個別の修正では
短期的に効果のようにみえても
結果として全体のはたらきを損なってしまう…という現実があるのではないでしょうか?

当たり前のように
寝たきり予防=筋力強化
リハビリ=筋力強化
介護予防=筋力強化
…と言われていますが、筋力強化が本当にそんなに必要なのだろうか?
筋力強化で効果はあるでしょうが
そのことによってかえって身体の協調というもののはたらきを損なってしまって
筋力強化を続けざるを得ない…という
マッチポンプを作り出してしまっている可能性だってあるのではないか
…という疑問を抱いています。

80歳の人は、20歳の人と同じようには走れない
でも
80歳の人には、20歳の人にはできないことができる

老化…というのは、そういうものだと思う。
年を重ねるごとに
失うものもあるけれど、同時に得るものもある。
老化に限らず、成長、成熟…というのもそういうことなのかな…?

身体のリハビリにおいても
そういう考え方が必要だと思うんだけど…。

今までは
自分の考え方を提示したら
どこかで受けとめてくれる、共感してくれる人がいる…
つまり、どこかで既に実践している人がいる…ということを
暗黙の前提として、そう思っていた。

この本を読んで感じたことは、
そうじゃなくて
他にも実践する人を私が作っていけばいいんだ…ということ。

なんだぁ…
どうして今まで気づかなかったんだろう…?
そっかぁ…という気持ちです!













テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ガッツ(がんばれ!)

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
「傷はぜったい消毒するな」を読んで 『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる