『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 「情報化社会と教師の仕事」より

<<   作成日時 : 2009/09/20 11:30   >>

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教育という言葉をリハやケアという言葉に置き換えてみると…

ここに書かれていることは、そっくりそのまま
リハそのものや実習指導、ケアの場面でも現実に起こっていることだと思う。
しかも、そういう現実を明確に認識すら為されないままに!



『現在の学校教育は文化の伝達に偏りすぎていると非難されることが多い。
この非難はしばしば「知識や技術を伝達することが学校教育の目的ではない」という形で表明される。
また、私たちは学校でこういう非難を受けてもやむを得ない
と思われる教授活動が現実に行われていることが少なくないこと、
そしてその教師が熱心であればあるほど、
その指導が既存の文化を子どもたちに押しつけることになっていることも認めないわけにはいかない。

このような教授活動をなくすためには、
教育の目的と教授活動の目標とを区別して考えることが必要であろう。
教育の目的は子どもたち自身が善くなろうとしていることを信頼して、
彼らのその働きを一層活発にさせることである。
この場合、何が善いのかは子どもたち自身によって決定される。
それに対して教授活動の目標は、そのための手がかりとなる文化を学ばせることである。』
(「情報化社会と教師の仕事」p.52)



この本が書かれてから20年以上も経ち
情報化社会はますます広がり生活に密着してきています。
このウェブログで何回も繰り返し書いているように
私たちは後戻りはできない。
その上でどうするのかを考えるしかないのだと考えています。
情報化がますます拡大化している現在において、
教師、指導者の「仕事」は本当は一層重みをもってきているのだと思う。

でも、現実には…?
なぜ…?

知る=学ぶということでは決してない。
知る=わかるということでもない。
知る=できるということなんかではない。

得られる情報が多ければ多いほど
その情報の真贋を見抜く眼識や
その情報をどう適用するのかということこそ問われているという自覚を
涵養することなしに知ることを推奨するのは非常に危険だと感じています。
そんなやりかたは教育なんかじゃない。

学び問う…対象とのコミュニケーション
人は一生、そうやって生きていくのだと思う。
最初はわからないから
教師や指導者や師匠や誰かに
学び問うことを見習わせてもらうことで
自分で学び問うことができるように
だからこそ、経験が経験として積み重なっていくのだと思う。
それをせずに、旧態依然とした知識に依りかかっていたり
誰かの言ったことを咀嚼もせずに上澄みだけを口先で語ってみても
何の経験にもならないと思う。

情報化社会
便利な社会

本当に生きるのに難しい社会になったのだと思います。
本来だったら、より生きやすくなる社会のはずが
より生きにくい社会となってしまった…。

何も考えずに
自分の快楽や損得(物理的なものだけではなくて精神的にも)と
変化への抵抗を判断基準として
その場その場へ迎合して適応していこうとすれば
とりあえず、今は、生きやすい社会なのだと思う。
(けれど、そのツケはいずれ年老いた時に
 ものすごい大きなツケとなって本人に返ってくる。
 だって、老化…というのは誰も逃れられない「喪失体験を伴う継続した変化」です。)

でも、本気で対象とのコミュニケーション…学び問うということ
子どもたちや学生が善くなろうとしていることの援助ということ
対象者の方の「自立(自律)」の援助ということ
そういうことを本気で考え、実践しようとするなら
こんなに難しい時代はない…。

そして、本来、そういったことと
真正面から向き合わずにはすまないはずの
対人援助職の世界において
真っ正面から向き合うことに背を向ける人が
そしてそのことに無自覚な人が
なぜかとても多い…。
(ある意味、必然なんだろうとも思いますが…)

今の私にできることといったら
こんなやりかたもあるよ
こういうふうにやっているよ
そういうことを決してあきらめないで実践していくことくらいだけど…









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