『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 小さな成功

<<   作成日時 : 2009/10/21 20:16   >>

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できるようになったことは、どんな小さなことでも書き出していた。

脳卒中になった脳科学者のジル・ボルト・テイラーさんと彼女の母が行っていたことだそうです。

これは本当にスゴイと思いました。
こういう、今すぐにできる工夫…でも実際には大多数の人がやっていない工夫
ってすごく多いと感じています。

この方法の良いところは
具体的に書き出すことによって「できるようになったこと」を明確に意識化できるところです。

良くなっていくためには
小さな成功体験の積み重ねです。
いきなりいろんなことができるようになるわけではありません。

けれど、現実には
いろいろな「小さな」ことができるようになってきているにもかかわらず
そのことを「意識化」できない場合もまたよくあるのです。

もちろん、認知機能低下という問題もありますが
それ以上に多いのが
あまりにも「もっと良くなりたい」という気持ちが大き過ぎて
実際には「できるようになったこと」があるにもかかわらず
「全然良くなっていない」という方もとても多いのです。

でも、現実的に身体のはたらきが良くなってきているのに
「全然良くなっていない」と認識を誤って
その誤った現実とは異なる認識を身体に伝えてしまうことのどこにメリットがあるのでしょうか?

確かに「小さな」成功ではあるけれど
確かに小さな「成功」でもあるのです。

このことをジル・ボルト・テイラーさんは明確に次のように語っています。

『脳卒中で一命を取り留めた方の多くが、自分はもう回復できないと嘆いています。
 でも、本当は、彼らが成し遂げている小さな成功に、誰も注意を払わないから回復できないのだと、わたしは常日頃考えています。』
(「奇跡の脳」p.108)

たとえ
HDS−Rが30点であったとしても
過去に何ができなくて
現在何ができるようになったのか
意識していない方も大勢います。
逆に
HDS−Rが15点であったとしても
リハ場面になれば
過去に何ができなくて
現在何ができるようになったのか
明確に言語化できる方もいらっしゃるのです。

つまり
課題への取り組み方、意識のしかたの問題なのです。

ただ、動きに集中してしまうと
どんなふうに動いているのか「感じとる」ことは難しい場合もあると思います。

「小さな成功」を明確に意識しにくい
…というのは非常に困った現実だと考えています。

(たぶん、ベースにあるのは
 便利な生活、ボタンを押せば意図が現実化する生活…という暮らしぶり
 つまり、基本的な認識が意図すればすぐに叶う…暮らしというごく当たり前の次元で
 身に染みついてしまっている…という根本的な課題があると思いますが)

でも、こんなことでメゲない(苦笑)
明確に意識しにくいのなら
どうしたら意識してもらえるのか考えます(笑)
(意識しにくいのなら意識してもらおうホトトギス…?)
でも、それくらい表面化していないけれど大変な課題だと考えています。
ですので、その具体的な援助方法を今考え中です。
大枠は固まっていますが、試してみて良さそうだったら記事にしますね!










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