『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 脳卒中後遺症をもつ方のリハビリ体制の現状…はじめに

<<   作成日時 : 2009/11/01 20:10   >>

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リハビリ体制の根幹をなす診療報酬、介護報酬はどんどん変わってきています。

このようなことは
当事者の方、ご家族の方はご存知ないことのほうが多いでしょう。
いってみれば提供側の都合ですからご存知なくて当然とも言えます。

ですが、どの方もお感じになられているように
現行のリハビリ体制では、麻痺側上肢のリハビリが後回しになってしまっている
(もっと言うと、麻痺側上肢のリハビリを受けたことがない…というケースもあると思います)
…という現状があります。

それは療法士が好き好んでそうしているのではなくて
そうせざるを得ない状況下にある…という現状をまずはお伝えしたいと思います。

誤解のないように補足しますと
私はだから我慢しろ…と言っているわけでは決してありません。
そのような状況下にあっても、療法士にできる現実的な工夫というのはもっとたくさんあるように感じています。
療法士はもっと努力してその工夫をするべきだと思います。
そして、このような状況を知ることによって、当事者の方やご家族の方が要望のもっていきかたを工夫する余地も生まれるのではないか…と考えています。
ですが、それすらも叶わぬ状況下にいる方もおられると思います。
そのような方にとっては、Bestではないにしても今よりも少しでも可能性のある方法論としての自主トレの提案が必要だと思っています。

まずは、現行のシステムについて、それから療法士の工夫について、そしてご本人やご家族ができる自主トレについて記事にしていきたいと思います。

システムへの不満や改善への要望をかたちにして訴えていくことも大切だとは思います。
でも、システムというのは結局は現状への後追いにならざるを得ません。
システムが改善されるのを待つだけではなくて
今、目の前にいる肝心の当事者の状態が少しでも良い方向に向かっていくためにはどうしたらよいのか…ということを考えなくては本末転倒になってしまうとも思います。
システム改善というような大きなことがらに対しては
現場の療法士にできることといったら本当にごくごく限られていることですが
今、困っている方のより良い方法論の模索ということについてなら
現場を知る療法士だからこそ今すぐにできることもたくさんあると思います。
そして、具体的な方法論というのは当事者の方にとってまさに千差万別のことですから
そういう意味でも療法士とご本人、ご家族の方との恊働作業が必要ではないかと思います。
このようなことがこのウェブログでどこまでできるのかわかりませんが
アイディアを現実的にふくらませていくことに興味と関心がある方のご協力をお願いいたします。












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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
 私が脳内出血で左上下肢が麻痺したのは03年の1月ですから、日数制限はありませんでした。

 急性期病院では一日のリハビリ時間に制限があったかどうかは分かりませんが、訓練室でのリハビリだけではなく、病室や廊下・階段での歩行訓練を受けていました。 発症から50日ほどで回復期病院に転院する頃には、少しの介助は必要ですが杖歩行が可能になりました。病室では健手で麻痺手を動かす自主訓練の指導を受け、常に動かしていましたから指先がほんの少し動くようになっていました。

 回復期病院では理学療法の訓練室には毎日3時間ほどいました。療法士が協働指導するのは1時間ほどですが、残りの時間は自主訓練をさせていました。
 
 私は右利きで左側が麻痺しましたから利き手交換の訓練はなく、麻痺側の訓練のみを受けました。
使える右手だけでの片手動作の訓練は希望しませんでした。病室での自主訓練も指導を受けました。

 書かれているようなことはよく耳にします。私もブログによく書きます。
>現行のリハビリ体制では、麻痺側上肢のリハビリが後回しになってしまっている
(もっと言うと、麻痺側上肢のリハビリを受けたことがない…というケースもあると思います)
…という現状があります。

 私を担当した療法士さん達が特別だったのか、私の無理を聞いてくれただけなのか分かりません。このようなことが病院の方針なのかも分かりません。

 でも、入院中は就寝と食事などを省くと15時間はリハビリに当てられると思っています。だから、自主訓練の指導を充実すれば、より効果的なリハビリになると考えています。

マサおじさん
2009/11/02 11:00
マサおじさん、コメントありがとうございます。

>自主訓練の指導を充実すれば、より効果的なリハビリになると考えています。

私もそのように考えています。
自主訓練を上手に活用したほうが絶対に脳の代替回路再建が効率的に進むのは理の当然だと思います。
(でも理解してもらえずにヤラセているだけだ…などと言われてとても哀しい思いをしたこともあります)

脳の代替回路再建中はとても疲れやすいので適度に休息をとることもリハビリのうちです。
休息の目安も含めて、どんな自主訓練をどんなところに注意してどのくらいおこなったらいいのか…ということや、自主訓練をやってみての「感じ」について、療法士と当事者の方が恊働でおこなえるようになったら理想的だと思います。
speranza
2009/11/02 21:17

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