『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS なんでもっと大々的に取り上げられないんだろう?

<<   作成日時 : 2009/12/03 23:17   >>

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「障害」という表記についての記事です。

大阪府吹田市では、「障害者」という表記をあらためるために
11月までに新しい表現を公募したとのことです。
詳細はこちらへ。
「産経ニュース」
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091202/lcl0912021131002-n1.htm

ちょうど今日の朝日新聞の夕刊ニッポン人脈記に「碍の字で社会は変わる」として
関連する内容が掲載されていました。
なぜ、害の字を使うのか…と。
障碍という言葉を使おう…と。

表現を変えるということは
本当は言葉狩りをしたいわけではなくて
実は思考を変えたいということなのですよね。

吹田市の本当の意図は
私たちの意識を変えよう、その現れとして表現を変えよう
ということなのだと思います。

つまり、私たちは私たち自身で言葉の扱い方…思考や意識…を変えることができる、やろうよ!
なのだと思うのですが…
なんか、このあたりが隔靴掻痒というか…

痴呆が認知症と呼称が変わった時にも賛否両論が交わされたように記憶しています。

「認知症という呼び名について」
http://yoshiemon.at.webry.info/200811/article_24.html
という記事を過去にも書いていますが
今じゃあ「認知のある方」「認知の人」という使い方のほうが
専門家と呼ばれる人たちの間で定着しつつあるようで
困ったもんだ…と思っています。

使う人に悪気はないのかもしれませんが
まったく意味がわからずに(わかろうともせずに)みんながそう言ってるからそう言う
それだけの意識しか持っていないように思われてなりません。

「認知のある方」「認知の人」という使い方は
単純に日本語として成立しないだけでなく
認知症という言葉に変えようとした意図そのものを
ひっくり返してしまっていることに無自覚であるという現れなので
本当に困ったもんだと…

言葉を大切にする…ということは非常に重要なことだと感じています。
それは自分の考え方や意識のありようへの留意を示すことでもあるのだと思っているからです。

お気づきの方もおられるとは思いますが
私はこのウェブログで
「認知症をもつ方」「脳卒中後遺症をもつ方」「障がい者」等という表現をしています。
実は、感じる、思う、考える…なども意識して使い分けています。
そういう表現をしていることをいばっているわけではなくて
そういう表現をするたびに、立ち止まることができるということを伝えたいのです。
必ずしもBestではないでしょうが、
その時々での自分にとってのBetterという選択か否かを意識し続けることはできるのです。

吹田市の取り組みがなぜもっと大々的にとりあげられなかったのか
そこを疑問に感じます。
このような取り組みがメディアのアンテナにひっかからなかったわけがないだろうと思います。
取り上げない…という選択がはたらいたということなのでしょうか?
だとしたら、その根拠はなんだったのでしょう?

認知症という呼称に変わった時に
あんなに大々的に騒がれたのに
今は「認知の人」「認知のある方」というような「使われ方」に対して
まったく取り上げられることがないように感じています。
人の噂も75日…ってことなのでしょうか?

吹田市の取り組みが
認知症という言葉の二の舞になりませんように…。

結果としての表現だけではなくて、
その後で私たちがその新しい言葉をどのように取り扱うか
言葉を使うのは私たちのようで
本当は、言葉に私たちが試されているのかもしれません。

















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