『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 今までのは対策

<<   作成日時 : 2010/01/15 23:18   >>

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対策って、引き算の考え方だと思います。

景気対策
少子化対策

景気が良くなるように…対策
こどもが増えるように…対策

つまり、景気が良くなることが望ましい、あるべき姿
こどもが多いことが望ましい、あるべき姿
…という、前提条件が暗黙のうちに提示されています。

それなのに、この前提条件の適不適についての議論がなく
対策という方法論ばかり議論されるのは何故なのでしょうか?

消費拡大って言っても
生活必需品はもう揃っていて
あとは、わずかな機能の違い
現状をみれば、余分な出費は極力抑えようとすると思います。
もう、モノを売って稼ぐ時代は終わったのではないでしょうか。

こどもが増えるように…って言うけれど
この狭い国土にたくさんの人が住んでいる
今を基準として考えるのではなくて
今が多過ぎた…という視点だって「あり得る」はずです。

対策をいろいろ考えても
具体的で現実的な妙案がない…という時には
対策が悪いのではなくて
そもそもの前提条件が不適切なんだ…ということを考え直してみてもいいのではないでしょうか。

現状を基準として
その現状のまずいところを引き算として考えて
マイナスの部分を引き上げようとする対策をする
そういう考え方は限界なのかも…?と思ったりもします。

リハビリの世界も同じなのではないでしょうか。
脳卒中後遺症をもつ方にしても
認知症をもつ方にしても
症状や障害をマイナスとしてのみ、とらえて
マイナスのところを修正すべく対応する

そもそも、マイナスを修正すれば良くなる
…という考え方の根本にあるのは
人間の複雑で精妙な本来のはたらきを
機械のように単純化したものへのすりかえ
なのではないでしょうか。

根っこにあるのは
便利で快適な社会がもつ魔法を
人間にも使おうとしているという前提条件なのではないでしょうか。

対策によって、マイナスがなくなる

つまり、暗黙のうちに
望ましい「規格」がある…ということを概念として共有しているからこそ
こういう発想が出てくるという前提条件を
私たちは、半ば気がついていて、だからこそ知らんぷりをしている
のではないでしょうか。

そういう対策論では限界にきている
でも、人間として生き残っていくために
現状の思考の枠組みではなくて
違う枠組みを採用した

生きものとしての人間が自然淘汰的に
消費文化ではない世界と
この国でそれらを実現できるような適正な人口を
意図せずに選択した過渡期として現在があるのかもしれません。

現実を真に変え得るような方法論というのは
新しい考え方の枠組みをベースに生み出されます。

考え方の枠組みというのは、「お話」のことです。
私たちは、「正しいお話」というのは、より多くの人が知っているただ1つのことだ
…と思っています。(暗に思い込まされてきたのかもしれません)

でも、本当はそうじゃない。

お話はたくさんある。
今も誰かに見いだされるのをじっと待っているお話があるにちがいない。

その1つに
引き算ではなくて、足し算のお話があるにちがいない。

私は、そう感じています。













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