『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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<<   作成日時 : 2010/02/05 23:12   >>

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リハ=がんばるというイメージが強いと思います。

確かに
新しいことに挑戦しなければ
できなかったことができるようにはならないし
できていることがより上手にできるようにはならないから
「やる」ことは絶対に必要なことです。

でも
がんばるばっかりだと
どうしたってお身体に負担がかかってしまうのも事実です。

このことが何故か軽んじられているように感じられます。

アスリートは
トレーニングと同じくらい、身体のメンテナンスにも気を配るでしょう?

リハビリだって同じ。

だって、触ってみると一目瞭然。
身体がガチガチな人がどれだけ多いことか…!

そして
(これはリハビリ提供側の責任ではないかとも考えていますが)
自分の身体のメンテナンスということに関しての
具体的な知識と対応の方法論の提供については
あまりにもおろそかにされすぎていたのではないかと感じられてしかたありません。

たぶん
「がんばりなさい」と言われたことはあっても
具体的に現実的にどのようにがんばったらいいのか
言われたことのある人は少ないのではないでしょうか。

そして、それ以上に
身体を良い状態に整えるために
具体的に現実的にどうしたらいいのか
言われたことのある人はもっと少ないのではないでしょうか。

脳卒中後遺症をもつ方が
もっと良くなりたいと思って
一生懸命練習しようとして
ただ「知らない」ために
身体を整えるよりも動作ができるようになるためだけに
必死になって練習した結果、かえって
お身体がこわばったり
バランスがとりにくくなり
それでもがんばろうとして痛みが出たり歩きにくくなったり
そういう現実があるということにやりきれない思いがします。

誰も
良かれと思っているわけじゃない
でも
あまりにも安直に「やらないから悪くなる」というイメージが
1人歩きしているようにしか思えません。

リハビリは
やらなければ良くはならない
でも
やるだけでも良くはならない
やることと身体を整えることの両方が必要なんです。















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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
 いつも拝見させていただきながら、常に無償の善なるエネルギーを頂いていることに、時に涙し、時に勇気付けられ、毎日感謝のおもいでいっぱいです。それと同時に、では自分には何ができるのか、時間までに何がなせるのか、いつもそれを問い、悩む毎日です。
 私は老健に勤務する療法士です。いつもこのブログで教えられ、気付き、自分で考え、時に自分の行く方向の道しるべとし、また時には私のやろうとすることは間違ってはいない、と仰っていただいているようでもあり、毎日諦めてしまいそうな自分にエネルギーを注いでもらっています。
 時として、自分の信念にそって行動しようとするとき、そこには誤解と無理解と無視とそれに連動する諦めのエネルギーが私を包みます。来る日も来る日も、その負のエネルギーを払拭することに追われる毎日です。信念を持ち続けることは、孤独なことなのかもしれませんね・・・でも、まだ何ができるのか、探しながらがんばってみようとおもいます。いつもありがとうございます。
ギミー・シェルター
2010/02/06 12:50
 私はリハビリ病院を退院してから、メンテナンスやリラクゼーションのことは、私のように回復すれば関係ないと思っていました。
 でも退院してから4年も経過して足腰に異常を感じ始めたのです。

 かなり回復しても元の戻ったのではないので、脚や腰にあるいは肩に思いがけない負担が掛かっていることを感じるのです。
 speranzaさんのブログに出会ってこのことに気づきました。
 何とか書かれたことを理解しながらメンテナンスに努めています。

これからもよろしくお願いいたします。
マサおじさん
2010/02/06 13:21
いつも読ませて頂いてます。現状ではほとんどの人が身体のメンテナンスをしたくとも方法もわからないし、そういう場所すらないのです。ブログがとても参考になります。これからも記事宜しくお願いします。
イボンヌ
2010/02/06 15:15
マサおじさん、コメントありがとうございます。

また、たびたび記事をご紹介くださっていること、とても感謝しています。ありがとうございます。

かれこれ、ウン十年前…(笑)
私がリハビリの道に進むと決めたのは、国際障害者年の時でした。(年がバレバレ…笑)
でも、その時には「リハビリ」という言葉はまだ市民権を持っておらず、「リハビリ?何それ?」とたくさんの人に聞かれました。
今は「リハビリ?何それ?」と聞く人のほうが少数派のように思います。
でも、逆に「リハビリ」という言葉のイメージが独り歩きしているように思います。
イメージにからめとられて、何が必要で何が大切なことなのか…ということが宙に浮いてしまっているように思います。

このような現状の大部分の責任はリハビリの提供者側にあると考えています。

良くなりたい…と願い、一生懸命努力する人が、知らないがために辛い思いをするしかないような現実が少しでも改善されることを願っています。
療法士には、もっと目の前の現実をきちんと見つめてほしいと切に願います。

ユーザーの方が、自分の身体にもっと敏感になれるように、もっと工夫を楽しめるように、リハビリの主導権をユーザーの方に手渡してほしいと願っています。

そのためには、リハビリの根本的な考え方を改めて明確にする必要性があると感じています。

こちらこそ、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
speranza
2010/02/06 19:33
イボンヌさん、コメントありがとうございます。
また、いつもお立ち寄りくださいましてどうもありがとうございます。
イボンヌさんのような方がおられるということに、私もとても励まされています。

おっしゃるように、方法もわからなければ尋ねる場所もない…というのが現実だと思います。

だからこそ、療法士は病院などで対象者の方に関わっているうちにしっかりと考え方と知識と方法論を伝えてほしいと思います。

イボンヌさん
このウェブログに書いてあることを試してみて何かご不明なことがありましたら、いつでもご遠慮なくコメントでもメールでもご連絡ください。
speranza
2010/02/06 19:57
それから、今、リハビリが自主トレだけ…というのなら、マッサージを受けてみるのも1つの方法です。
接骨院なら健康保険がきくと思います。
訪問マッサージなら介護保険で利用できると思います。
ぜひ、口コミで評判の良いところを選んで、最初に脳卒中後遺症で麻痺があるということと痛くない程度でお願いしますときちんと伝えてください。

腕の良い人なら、下手な療法士よりも、ちゃんとリラクゼーション効果が得られると思います。
(こういうことを言うから誤解されるのかもしれませんが、ホントのことです)
ご自身のお身体にとって、良い状態が得られればいいのですから、何もPTOTだけにこだわることはないのです。

大切なことは何をするにせよ、主体的にご自身で選択する…ということです。自分で自分をリ=ハビリス(再び適する)するということです。

具体的な方法論の下地となる脳卒中や障がいのことについて、マサおじさんや栗本慎一郎さんやたくさんの方がネットで体験談を公開しています。私のトップページにある「私の脳梗塞ー勝手で気ままな独り言」もとてもすばらしいサイトだと思います。

イボンヌさん、
私もがんばります。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
speranza
2010/02/06 19:58
ギミー・シェルターさん、コメントありがとうございます。
おっしゃること、とてもとてもよくわかります。
私も似たような状況ですから(苦笑)

私の感覚がおかしいのかな?と思って友達に聞いたこともよくあります。
「私っておかしい?」
あまりに理不尽なことが続くと自分の感覚までわからなくなりますよね?

私が本当に不思議なのは、対人援助職という、人の行動変容を促す職種にありながら、結局は自分は変わりたくない…という人って本当に多いんですよね。
最近は、「ありながら」ではなくて「だからこそ」なのか…と思えるようになってきましたが(苦笑)

実は、ずっと前に友達に言われたことがあります。
「足をひっぱられたら喜ばなくちゃいけない」
「自分が欲しいものがあるなら創り出せ」
…グウの音も出ませんでした(苦笑)

今は、現実の世界で誰かのために、具体的でちゃんと役に立つようなことができるためには、同じくらいのマイナスを現実の世界で引き受けなければそういうことはできないんだ…ということがようやくわかるようになってきました。

でも、ネットの世界でこうやってたくさんの方に出会い、励まされ、幸せだなぁ…って思います。
ギミー・シェルターさんが私の拙いこのウェブログをこんなふうに読んでくださっている…こんなふうにがんばっておられる…そのことを知って私もまた励まされました!

ギミー・シェルターさん、どうもありがとうございます。
私もがんばります!
speranza
2010/02/06 20:57
ありがとうございました。<現実の世界で誰かのために、具体的でちゃんと役に立つようなことができるためには同じくらいのマイナスを現実の世界で引き受けていかなければ・・・> 本来自分の信念を貫くには、このような覚悟がなければならないはずですね・・・私はまだまだ甘い生き方ばかりしていると気付かされています。私は、利用者様も、そこで働くすべてのスタッフも、私自身も、みなが一体となって働く喜びと、利用者様と同じ時を生きる瞬間を感謝し、利用者さまから生きることの本質を教えていただける、その喜びに向かってすべてが動いていく、そんなエネルギーが循環するような本来あるべき姿の空間が造りたい・・・それは私の独断で、他者からは傲慢ととられるのかもしれませんが、その先を諦めてしまうことのほうが実は傲慢ですね・・・ 伝わらない想いをこうして伝えようとしてくださっているあなたのようなひとも、確かに存在し、自分のずっと先を孤独をどこかに抱えながらも歩いていらっしゃる・・・自分も、自分にできることだけでも、またやっていこうと思います。道の途中で疲れたときは、またあなたの言葉を思い出します。ありがとうございました。
ギミー・シェルター
2010/02/07 10:32

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