『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS Activity「歌」のちょっとひと工夫

<<   作成日時 : 2010/04/30 22:52   >>

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お年寄りの施設だとレクやリハとして「歌」を歌う機会が多いでしょう?

私がやってる、ちょっとしたひと工夫をご紹介しま〜す!

歌詞カードもいいけど
下を向いてしまうと声も出にくくなってしまうから
できれば歌詞は大きな紙に書いて正面に張り出したほうが
歌いやすいし見やすいと思います。
手元でないと見にくい方には歌詞を先読みして伝えるのも一方法です。

それから
ただ斉唱するのってお年寄りにとっては
たとえみんなで歌ったとしても結構歌いにくいものなので
できれば
流行歌だったら、歌手本人が歌ってる音源があったほうがいいと思います。
CDでも、VTRでも、カラオケでも…
ちょっと口ずさんだだけでも歌った感覚が味わえるのも
人によっては有効に作用します。

認知症をもつ方は
1回歌うだけでは想起するに精一杯で楽しんで歌うところまでいかない
ということも往々にしてあるので
1曲歌ったら、すぐに次の歌へすすむのではなくて
同じ歌を何回か歌ってみるのも1つの方法です。

それから
認知症をもつお年寄りは
一瞬一瞬で記憶がとぎれてしまうから
常に「今、何の歌を歌っているのか」明確になるような工夫があるといいと思います。

私はホワイトボードに
歌っている歌の
歌の題名、歌手名を書いておきます。
もし、歌手の若い頃の写真があれば拡大コピーして張り出しておきます。
そうすると
想起する具体的な手がかりがあるので
記憶を喚起しやすくなります。
(私たちだって、こどもの頃によく見たアニメの主題歌を聞くだけでも懐かしいけど
 同時に名場面を見ると一層イメージがわきやすくなるでしょう?)

最初に写真だけ見ていただいて
「誰でしたっけ?」と問いかけたり
歌い出しだけ聞いていただいて
「何の歌でしたっけ?」と問いかけたり
…と展開のしかたにもバリエーションが生まれます。
具体的な想起の手がかりがあれば
自発的な発言もしやすくなりますから会話をふくらませていくこともしやすくなります。
もちろん、聞いているだけ…でも有意義だと思います。

「歌」は身近なAct(活動)でもあるので
案外、お手軽に取り扱われがちですが
それじゃあもったいないです。

それから
「歌」のような静的な活動は
座位の能力を見るにはとても良い活動です。
ふだん車いすに座っている方が
椅子にどれくらいどんなふうに座れるのか
リハとしての端座位訓練である程度座れるようになった方に
いきない食事やおやつの時の座位を椅子にきりかえるよりも
ワンクッションとして座位の評価としても活用できます。
もしも、歌において座位が崩れてしまうようなら
食事ではもっと困難が予測されます。

「歌」を
「さぁ、みんなで歌いましょう」だけでもいいかもしれないけれど
どんなふうに「歌」の「場」を過ごしていただくか
…という観点から考えると
ちょっとした工夫で「場」が広がりをもつと感じています。













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