『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

アクセスカウンタ

zoom RSS 寝たきりの方の拘縮予防には

<<   作成日時 : 2010/05/17 22:27   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 12 / トラックバック 0 / コメント 2

ROM訓練よりも適切なポジショニングのほうが大切です。

本当に誤解が多いなぁ…と思うのですが
寝たきりの方にROM訓練をして拘縮予防…っていろんな人から聞きますが
実際は適切にポジショニングすることのほうがずっと大事なのに
ものすごい寝かたをさせられている人がすごく多いんです。
そんな寝かたをしていたらROM訓練なんて意味がないどころかかえって逆効果になってしまいます。

このような言葉の根本には
「見た目動かない=筋肉ははたらいていない」
という考え方があるからこそ出てくる言葉だと思います。

そして、このような考え方は
人間の身体をパーツごとに分けて考えてしまっている証拠です。

けれど、どんな時でも
人間の身体というのは
全体として、総体として、常にはたらいているのです。

もしも、今、あなたが右手を上に上げれば
右手の筋肉だけがはたらいているわけではありません。
お身体全体がそれにつられてはたらいているのです。

寝たきりの方の拘縮予防といって
よくあるパターンは手や足にクッションをはさむことですが
お身体がねじれたままで手や足だけどうこう「しよう」としても
効果がないどころか、逆効果になってしまうのです。

よかれと思って
クッションをはさんでいるのに
お身体が硬くなってしまう…という経験をしている職員は多いはずなのです。

それは、多くの場合において
対象者の方のお身体がどんどん硬くなっていったというよりは
クッションの当て方…つまりポジショニングの方法論に問題がある場合が多いのです。

残念なことではありますが
専門家とよばれているPTOTでも
適切なポジショニングの考え方と方法論を知らない人もいるようですけれど
今はいろいろと勉強する機会がありますから
どんな職種の人でもきちんと勉強して
よりよい方法論とその方法論の根拠となる考え方を習得してほしいなぁ…と思います。

適切にポジショニングができれば
それだけで硬かった腕や足の筋肉がリラックスしてくるのを感じとることができると思います。

ROM訓練をするなら、適切なポジショニングをしてからの話だと思います。














テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 12
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちわ。北海道のOTです。ポジショニングって本当に大事ですよね。でも病棟はケア優先で・・・。最近ようやくOTが介入してやれるようになりました。お互いがんばりましょう!
あき
2010/07/25 23:45
あきさん、コメントありがとうございます。

「ポジショニングの重要性」や「適切なポジショニング」などまだまだ知識と技術が伝わっていないと感じています。

「不適切なポジショニング」は、効果がないどころか逆効果になって拘縮を増悪させてしまうので、このあたりのことはリハ職から看護介護職へきちんと伝達すべきことがらだと考えています。

現在においても、適切なポジショニングと不適切なポジショニングの違い、ポジショニングの基本的な考え方を知らない看護介護職員がこんなにもいるという現実は、リハ職がいかにきちんと伝えてこなかったのか…という現実をも示しているのだと思います。

また、看護介護職員の方もお忙しいとは思いますが、今の1分の投資が将来の10分の節約になると思って、できる時にできる人だけでもいいので、1分という時間を作っていただきたいと思います。
speranza
2010/07/26 21:34

コメントする help

ニックネーム
本 文
寝たきりの方の拘縮予防には 『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる