『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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<<   作成日時 : 2010/08/27 20:45   >>

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自分の人生をあるがままに綴り終えることだと思います。

予定外のこと
思わぬこと
それはうれしいことでも辛いことでもたくさんあったと思います。

常に自分自身が納得できるように
そのような日々を綴ることができたわけでもないでしょう。
そのような綴りの歪みさえも歪みとして
お年寄り自身が
自分が綴ってきたあれこれをそのまま綴じ終えることだと思います。

今、これだけさまざまな健康食品が発売され
いろいろな健康法が人々の口に膾炙しているのも
「元気でいる=良い」「衰える=悪い」というイメージが
拭いがたく刻印されているからではないでしょうか。

もちろん、誰だって元気で健康でいるほうがそうでないよりもいいに違いありません。

けれど、人間は生きものです。
いつかは衰え死を迎えるものです。

「ピンピンコロリ」とは、誰もが願うことでしょうが
現在の便利で快適な日々の暮らしが
必要以上に拍車をかけているように感じるのは、私だけでしょうか。

便利で快適な暮らしを謳歌してきたのだから
そうでない時に比べて一層不自由が堪えるのではないでしょうか。

だからこそ
こんなにも元気で健康でいることが要請されるし
それ自体は悪いことではないけれど
生きものなんだから
衰えることは必然なのだから
そういうものとして
それでも自他ともに健やかな日々を過ごせるのだというモデルがあってもいいと思う

でなければ
「これもできない」
「あれもできない」
と、Doを失うことを怖れるあまりに
Doにしがみつく…その方策としてリハビリが使われるのは違うんじゃないかと思います。

もちろん、Doとしての面へのリハビリの有効性や必要性を否定するものではありませんが
あまりにDoを追い求めるのはちょっと違うんじゃないかな…と。

ゲドは
「ある」人生と「する」人生…と言いましたが
「する」ことを追い求めることによって
「ある」ことから目を背けることもできる

一見、前向きに見えるお年寄りの「Do」へのこだわりに
まさしく「Do」まっただなかにいる若い人や
「Do」を失いかけていることを自覚しつつあるような中年の職員や家族によって
お年寄りの「Do」の追求に拍車がかけられる
…というようなことになっていることも
実際、少なくはないのではないでしょうか。

つまり、表面的なニーズが隠れたニーズを隠蔽する
それが本当のニーズだった…という…

このような時に大切なことは
今、何が起こっているのか…ということを把握できることだと考えています。

サリヴァンの言うように
「関与しながらの観察」ができるかどうか…
自らの逆転移に気がつけるかどうか…

そのためにも
対人援助職の人は
どんな職場でどのような人を対象にしていようとも
精神医学の知識をもっていることと活用できることが必要なのではないかと考えています。













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