『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS グレーゾーンのケア・リハ

<<   作成日時 : 2010/08/15 08:53   >>

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「全か無の法則」「シロかクロの法則」

密かに私が名付けたケアの現状の根底にある思考過程です。

本当は
この、グレーゾーン
…できそうでできないこと、
…できるけど100%じゃないこと、
…できたりできなかったりすること、
…全部はできないけど一部分はできること、
などなど、グレーの色調はいろいろあるけど
このグレーゾーンのケアをいかに適切におこなえるか
…ということがケアの重要性であって醍醐味でもあると思うのですが。

現実問題、なかなか難しいのではないでしょうか。

それにはいろいろな問題が見え隠れしていると考えます。

それに、決して看護介護職員に限った話ではなくてリハ職だって同様です。

たぶん、リハ職は看護介護職員に「比較すれば」(苦笑)
身体的なケアについては、グレーゾーンの状態像にも対応しやすいのではないでしょうか。

けれど、認知症をもつ方に対して
「何をしたらいいんだろう?」
「どのように対応したらいいんだろう?」
と言うリハ職は現実問題としてとても多いのです。

単に方法論に対しての経験値があるから対応できてはいても
決して「状態像についての理解と対応」について本質的な理解ができているわけではないから
とたんに認知症をもつ方に対しては戸惑わざるをえない
…そういうことなのだろうと考えています。

『知識に対して自分はどう考えるかという内面の問いかけが一切なくて、自分の中に何も残らない』
これは、先日書いた記事
「知ることは変わること」
http://yoshiemon.at.webry.info/201008/article_5.html
の中で紹介した一節です。

さまざまなマニュアル本が発売されていますが
(他の分野ではわかりませんが)
こと、認知症をもつお年寄りに関する「マニュアル」本は
いかに「困ったことをなくす」「困ることをしないようにする」か
という観点で書かれているものが大多数で
これでは、目の前の現実には「あてはまらない」だろうと思います。
仮に、いったんはそれで「困ったことがなくなった」としても
早晩、違う「かたち」で困ることがあらわれるでしょう。

逆に言えば…
身体的なリハについても
アドバイスとして「こうしましょう」というのは
Aさんにとっては適切でも、Bさんにとっては不適切なこともあります。
そして、去年のAさんにとっては適切でも、今のAさんにとってはそうでないこともあります。

つまり、方法論としてみると
万人に効果的な唯一絶対の方法論(マニュアル)などはないのだから
その時、その状態像においての、適切な方法論をとれる
…ということが
少なくとも、その関係性においての最善の方法論がとれる
…ということが
専門家と呼ばれているリハやケアに携わる人々に求められていることだと思うのです。













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