『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 「平穏死のすすめ」

<<   作成日時 : 2010/09/04 21:15   >>

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ある人に教えてもらいました。

「平穏死のすすめ」
石飛幸三 講談社
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2160145

600kcal/日でもう2年間過ごしておられる方もいる
…そう教えてくれた人が勧めてくれた本です。

病院や施設での食事介助って
どうしても全量摂取を職員が目指すでしょう?
眠ってても
お腹いっぱいでも
全量摂取するように
口の中にスプーンを突っ込んだり(!)
叱りながら(!)
「食べさせたり」するでしょう?

あげくの果ては
食事を拒否したり
誤嚥性肺炎を引き起こしたり

…。

「無理矢理食べさせたってしようがない」
そう言う職員に出会うとうれしくなります。

考えるべきは
どうしたら食べられるようになるのか…ということであって
食べさせることではない。のですもの。

赤ちゃんに
1日3回規則正しくおっぱいをあげる人なんていない
夜中だったとしても
赤ちゃんが泣けば誰でもおっぱいをあげると思う

もう少し大きくなっても
1回量で十分な栄養とエネルギーを摂取しきれないから
食事がわりに「おやつ」がある

じゃあ、なぜ
お年寄は、1日3回規則正しくご飯を「食べなければ」ならないのでしょう?
あんまり食べたくない時に
残さず食べなければならないのでしょう?

若い人だって
休みの日には朝寝したり
朝やお昼を軽く済ませたりするでしょう?
ブランチって言葉だってあるし
理由もなく食欲がない時だってあるし
モーレツにお腹がすく時だってあるでしょう?

自分が「やってる」ことと
お年寄りに「やらせてる」ことと
違っていることに疑問を持たないで平気なのはどうしてでしょう?


私たちが提供している
医療やケアやリハの常識って
単なる思い込みに過ぎないってことがたくさんあります。

1日600キロカロリーで2年以上も生きておられる方がいる
…こういう現実が語っていることに
もっと目を向けるべきだと考えています。

ただし
だからといって
何もしなくていいと言っているわけでは決してありません。
「食べられるようになる」ための努力はきちんとすべきだと思うし
それが現実におこなえるようになるための
知識と技術の研鑽を常に積み続けるべきだと思う

問題は
『「食べられるようになる」ための援助』が
『食べさせる』ことにすり替えられていて
しかも、
そのことに無自覚でありながら
そのうえにさまざまな『対応策』がとられている
…そういう現実が問題だと考えています。

そして
そのような現実は
いろいろなところで
いろいろなかたちで
顕われているように感じています。


…というわけで
さっそく、この本を注文しました。
感想は読んでから掲載します!











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