『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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<<   作成日時 : 2010/09/08 21:05   >>

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お年寄りが無表情で座っておられるととても気になります。

表情が穏やかになって
笑顔が見られるのはどんな時だろう…?

何を楽しむ方なんだろう…?

懐かしいことを思い出せた時…という方もいれば
おしゃべりを楽しむ方もおられるし
冗談を言い合うことが好きな方もいれば
アイコンタクトでサインの交換をすることを楽しむ方もいる
歌を歌うことが好き…といっても
唱歌が好きな方も
懐メロが好きな方もいる
身体を動かすことが好き…といっても
手作業が好きな方も
スポーツが好きな方もいる…
それだっていろいろ…

認知症をもつ方は
その方の特性が明確にあらわれるから
とんでもない行動をするのに
なぜかすごく職員に好かれる方もいれば
その反対の場合もあります

人間だから
相性ってある
それは、対人援助職といえど
人対人の関わりだから絶対生じるものだと思う
(もしも、苦手な人はいない…と言う人がいれば
 それは、コミットメントが浅いんだと思う)

BPSDをもつお年寄りの場合には
特に顕著にあらわれるように感じています。

たぶん
そのような場合には
お年寄りの特性のネガティブな面が
職員のなんらかのネガティブな面を刺激するんだと思う
そして、それが双方向にはたらいてしまっているのだと思います

そういうことをわかったうえで
(ここが大事)
その方が何か楽しめることを
一緒に探したり
楽しめる場を共有できたりすると
新たな発見があって
関係性がちょっと変わってきたりします。

ほんとのことです。

そしてそういう変化は
自らの成長成熟にも寄与することだと思うんだけど…

だから、こういう努力は
サービス提供側の職員のほうが努力するべきことだと思うんだけど…

もちろん、今まで書いてきたことは
単なる迎合は決して意味していません。

(尊重と迎合が取り違えられていることがすごく多いようにも感じています)

今まで無表情だったお年寄りや
いわゆる、苦手意識をもたれやすいお年寄りって
陰性転移や逆転移に巻き込まれての悪循環ってことも結構あるように感じます。
お年寄りの「問題」だけではなくて…

そうなったら、お年寄りは辛いです…

じゃあ、どうしたらいいのか。

こういう時には
なんだかんだ「説明」するよりも
お年寄り自身に悪循環から脱却した状態を体験していただいたほうが
ベターだと感じています。

本当は説明によって内省してもらいたいんだけど
自己防衛に走られると
(そういう職員って案外少なくないでしょう?)
かえってお年寄りが辛い思いをすることにもなりかねません…。

認知症をもつお年寄りに接しておられる方は
きっとこういう問題に遭遇したことがあると思います。
内心、心を痛めている方もいるのではないでしょうか。

今すぐに自分1人でもできることがあります。

まず、自分とお年寄りとの関係性を変えることです。

そうすると、お年寄り自身が変わってきます。
すると、職員の対応も変わってくるのです。

すごいなぁ…

重度の認知症をもつ方でも
こんな風に変われる…

ちゃんと環境適応して
ちゃんと学習している
顕われ…

すごい!



それにしても
対人援助職の養成過程で
もっと「対人関係」ということを教えてもらいたいです。

OTは精神医学の分野で
対象関係とか転移について学ぶし
実習でも指導されるけれど
(最近はそうでもないかな…?)
他の職種はそんなこと教わらないんじゃないかな?
表面的なハウツーの知識や技術が多いように感じています。
自分自身のありかたを考えられないから
よけいにハウツーや対応論や迎合に走っちゃうんじゃないかな…

なんでこんなに根本的なことが教えられていないのか
すごく疑問に思います。










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