『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS ポジショニングでよくある誤解

<<   作成日時 : 2010/11/02 21:59   >>

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それは、クッションの当て過ぎ

普通に考えてみれば
あるいは
確認さえしてみれば
すぐにわかることだと思うのですが…

拘縮増悪防止のために…と
脳卒中後遺症や認知症をもつ方が
ベッドに寝ていただいている時に
クッションを当てることってよくあるでしょう?

その時によくある誤解が
職員が手で触って最大可動域にぐっと押し広げてクッションを押し込むように
(…書いてて辛くなってきた ><; )
することって、実はとてもとても多いように感じています。

だけど
そういう時って、
クッションをはずした瞬間に
お身体がギュンッて縮んでしまうでしょう?

これって本当に効果があるのか…って疑問に感じたことはありませんか?

よくよくある誤解が
クッションをはずした瞬間にギュンッて縮こまってしまうほど硬いから
クッションが必要だ…って言う人が結構いますが
本当は、クッションの当て方が悪いからギュンッてなっちゃうのですよ。

見た目、足が伸びたり開いたりしていても
それは、ただ単に、クッションがあるから
それ以上は足が動かないようにはなってるけど
足の筋肉そのものは、足が曲がり、内股になるような方向に
クッションがない時以上に働き続けているのです。
つまり
良かれと思って当てたクッションがあるからこそ
お身体が縮むように筋肉が働き続けてしまうのです。

適切にポジショニングできれば
足や腕を触ると抵抗感なく動くことが実感できます。

過剰にクッションを当て過ぎれば
足や腕を触った時に抵抗感を感じるはずです。

なぜ
クッションを当てるのか

見た目の良い姿勢を「形作る」ことが目的ではありません。

クッションを当てることによって
過剰な筋収縮をはたらかせなくてもすむようにすることで
結果として関節の可動域を保つ…ということが目的です。

つまり、クッションを当てることは手段であって目的ではありません。

ところが、実際には
クッションを当てる=目的
となってしまっているのではないでしょうか。

ポジショニングの時には
くれぐれも、
パッシブでの最大可動域にクッションを当てたりすることのないようにして下さい。

だって
私たちだって「良い」姿勢で寝てたりしないでしょう?

良い姿勢で「寝る」ことはできるけれど
良い姿勢で「寝続ける」ことはしないでしょう?

健常と言われる私たちがしないことを
もっと端的に言えば「できもしない」ことを
障がいをもつ方にさせるのって
ヘンじゃないですか?










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