『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 認知症のある方にしてはいけないこと

<<   作成日時 : 2011/03/27 20:42   >>

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望ましいことは、その時その人それぞれだけど

してはいけないこと
というのは、かなり共通していると感じています。

たとえば
無自覚にしている、よくあるパターン

BPSDを起こしている人をみかけた時
歩けないのに立ち上がろうとした人をみかけた時
大声で金切り声を上げて
こわい顔をして
ずかずかと近寄り
「ダメ!」と一喝する

そして
そのような人に対して
何もしていないおだやかな時に
職員のほうから
笑顔でアイコンタクトを送らない

つまり
たいていの人は無自覚にしているけれど
BPSDのある人の立ち場で考えてみると
職員が自分に対してはたらきかけるのは
自分が望ましくないと感じられてしまう言動をした時のみ
…となってしまっています。

これって
悪循環で後追いの対応に他ならない。

今、どこぞの対応が後追いだ…ってたくさんの人が非難してるけど
その人たちは、ふだん自分の仕事で後追いの仕事してないって言えるのかな?
って思ったりもする。

私は認知症のある方への対応について
それこそ、人災と言える部分があると確信しています。
それは、ここに書いたような明らかなもの以外にも…
でも、そういうことを書くのは非難したいためじゃない。
そういう気持ちが微塵もないといったらウソにはなるけど
それ以上に、人災ならなくせるものもある、減らせるものもある
だから、現状改善のために考えてほしいのです。

薬物療法は有効です。
けれど薬物療法に安易に依存して
非薬物療法としての対応の工夫をないがしろにしては
薬物療法の効果も減ってしまいます。

大声を出し続ける人に対して
薬物療法で鎮静しても
しばらくは効果があっても
数ヶ月するとまた大声を出し始めてしまう
…というケースを何例も知っています。

私は、今年の大宮で開催される作業療法学会で発表しますが
BPSDをなくすために薬物療法に依存するのではなくて
薬物療法が最小にして最大限の効果を発揮できるためにも
BPSDがあったとしてもその人の暮らしやすさの援助を考える
というのが作業療法士に求められる役割の1つだと考えています。

決して少なくない対人援助職は
認知症のある方に対して、よかれと思って対応しようとします。

でも、それは違う。

まず実践すべきは
よいことをするのではなくて
悪いことをしないように心がける
丁寧に実践していく

それができないのに
よいことができようはずもない

そんな風に感じています。

今回の地震関連の対応にしても
悪いことが少しでも少なくなるように…という視点があったなら
もっといろいろなことが違っていたのではないか
と感じるのです。










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