『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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zoom RSS 「なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか」

<<   作成日時 : 2011/07/23 17:57   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 2

想田和弘:著 講談社現代新書

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=288113

すっごーく読みやすく、すっごーくおもしろい!
あっと言う間に読めて、何回も読み直しました。

想田和弘さんは、映像作家で「観察映画」としてドキュメンタリーを追求されている方です。

私たち対人援助職に関係している分野では
「精神」というドキュメンタリーを撮られ
「精神病とモザイク」という著書も出版されています。
中央法規出版
http://www.chuohoki.jp/ebooks/commodity_param/ctc/+/shc/0/cmc/3014/backURL/http%28++www.chuohoki.jp+ebooks+main

今回の本では
監督のドキュメンタリーを追求する姿勢が明確に語られています。

自分自身の眼でしっかりと観る、聴く…

既定路線としての既存のドキュメンタリーは
ドキュメンタリーではなくてフィクションだということ
台本至上主義を脱して
対象を自分との関係性の中で位置づけ対話すること

さりげなーく「参与観察」という言葉も使われていたりして…

そうなのです。
スルドイあなたはお気づきだと思いますが
私がこの本で得た感想は
対人援助職との類似点なのです。

その時その場のその関係性において
対象者と対峙する

個別性、1回性を深めることで、普遍性を獲得する…

監督のやっていることは
ものすごいことなんだということがわかります。

p.93〜
『つくづく思うのは、作品が結果だとすれば、方法論は原因である。
 旧態依然たる作り方をすれば、必ず作品もそうなる。
 原因をそのままにして、結果だけ変えようとしても無理だからである。
 逆に言うと、作品を変えたければ、方法論を変えればよい。
 それは映画だけでなく、あらゆる分野の「イノベーション」に言えることだと思う。』

この部分に激しく同意。

まさしく、リハやケアの分野にも言えること。

方法論を変えるには視点の変換が必要。

視点の変換を実践し、新たな方法論を生み出すためには
目の前で起こっていることをそのまま見つめることが必要。

そういうことまで、そっくり同じ

そのことにもビックリ。

『Peace』を楽しむために本書を読むもよし。

監督の姿勢を知るために読むもよし。

対人援助の仕事で行き詰まりを感じている人にも得られることの多い本だと思います。

良い本は多様な読み方を許容する。
きっと、何回読んでも、読み手の在りように応じて
新たな発見がある本なのだと思う。














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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
是非読んでみたいと思います。
紹介ありがとうございました^^
はじめ
2011/07/24 19:53
はじめさん、コメントありがとうございます。
是非是非!
よかったら感想もお聞かせください^^
speranza
2011/07/25 19:48

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