『 Buon Giorno!』 作業療法士Sより…

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<<   作成日時 : 2011/09/23 23:46   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 2

モノゴトが成すには、時間がかかる

それは当たり前のこと

洗濯物が乾くには、水分が蒸発する時間が必要

ご飯が炊けるには、米と水がご飯に変身する時間が必要

…だよね?



それなのに、なぜ、対人援助職の人たちは「待つ」ことができにくいのだろう?


対人援助って、行動変容を促すのが仕事

決して、表面的に「させる」ことが仕事じゃない。

行動が変容するには、それなりの時間が必要。

「待つ」こと=「無為」じゃない。


それらの時間と手間を惜しんで
できるだけ早く、見栄えがよく、効率的に
「させる」方法が闊歩してたりする

お手軽な方法論でたとえ一見表面的には効果があったとしても
必ず、遠くないうちに
同じ課題が違う見え方で立ち顕われる。

たとえば、食事介助

適切に介助できないから
対象者の方がだんだんと口を開けなくなる
それなのに「食べさせよう」と無理矢理食事介助をしていれば
ますます口を開けなくなる

食欲がないのに
言葉で意思表示できないから
手をふって断っているのに
無理矢理食事介助しようとするから
食べ方がアブノーマルなパターンになる

いずれも
対象者の方の食べ方を否定せず
対象者の意思表示を尊重しながら
介助していると
自ら口を大きく開けてくれるようになるし
アブノーマルなパターンが改善されて
ノーマルなパターンで食べられるようになる

ホントの話です。

一刻も早く効果を得たい…という気持ちはわからないわけではない

でも
その気持ちって
実は、対象者自身の能力も、自らの対人援助職としての能力も
本当には信じていられないから
代償として生じているかもしれないんじゃないのかな?

待つ=信じる

そして、それらを為すに足る「根拠」を明確にできるということの。














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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
対人援助職のキモは対象者を認めることであると思います。
その方の考え方を認める、やり方を認める。
その上で必要があれば手助けしたり、アドバイスを与えたり。
変化を待てずに、次々とさせてしまうのは、
自分(事業所)の都合を押しつけているだけなのではないかと思います。
Heart さん
2011/09/24 09:57
Heart さん、コメントありがとうございます。

対人援助職の多くは、まっとうな志を持って職に就こうとしたはずなのに、何故、いつの間にか当初の志とは異なる方向へ在りかたを転向させてしまうのか…ということにとても疑問に抱いています。

よく言われるような賃金体系については否定的に考えています。それは論理のすり替えに過ぎず、問題はもっと根本的なところにあると思います。

対人援助職として働くということそのものに潜むリスク。
おそらく、知と技という「パワー」を持つもの全てが抱えるはずのリスク。

あまり語られてはいないようですが、「パワー」の扱い方に関してあまりにイノセント過ぎる対人援助職が多いのも無関係ではないように感じています。
speranza
2011/09/24 15:24

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